おお様、有難うございます。
昨日、サンタクルズ社に抗体のフリーサンプルを出してもらってストレス顆粒を染めて見ました。
具体的な抗体としては、RCK, TIA-1, G3BP1, PABPです。固定を4%PFAか冷methanolかで比べてみましたが、G3BP1以外は少なくとも私が使っている線維芽細胞ではなにも染色されていませんでした。
G3BP1もゴルジが染まっていそうな気がしていましたので、もしかしたらフリーサンプルのいずれも使えないものかもしれません。。フリーサンプルではなくきちんとしたものを買うべきですね。。
昨日からStress granuleの文献を読みあさっていますが、やはり細胞質タンパク質がメインになるようですね。分泌タンパク質となるとおおさんが仰られるように考えにくいかもしれません。
> 分泌されるとありますが、Rough ERで合成されると考えられますか?
Rough ERでの合成だと思います。シグナルペプチドを持っております。
> もしEndogenousの発現を見ているなら薬剤刺激でAlternative splicingがおこりN末のシグナルペプチドがない蛋白が合成される何ていうことももしかしたらあるかもしれません(まあ万が一ぐらいの確率かもしれませんが、実際にあるカテプシンのSplicing isoformはミトコンドリアにターゲッティングされることが示されています(ほかのIsoformはERをへてLysosomeへ行きますが)。
個人的にとても興味深いです。論文を漁って見ます。
> SDSPAGEでサイズが変わっているかなどヒントになるかもしれませんね。Alternative slicingでなくても糖鎖の変化でサイズが変わりますから、糖修飾の過程のどこで変わっているかなども局在のヒントになるかもしれません。
ウエスタンではサイズが非常に大きく、みるのにも困難です。
分泌タンパク質は基本的にクロスリンクを細胞内でされているようで、その架橋を酵素学的に切断して、透析して。。。と煩雑な作業のあとにウエスタンを行うというのが常法のようです。
なので、わたしは今は免疫染色で局在だけでも明らかにできないかと考えていました。
Stress granuleではないのでしょうか、、もう少し論文を漁って見ます。ありがとうございます。
ただ染まり方が気持ち悪いんですよね。大きなドットのように染まっていることもあれば最初に添付されていただいたような気持ち悪いおかしな構造物のような染まり方をするんです。あまり経済的に恵まれたラボではないので、フリーサンプルに依存しがちですが、決めるところは決めないと進みませんね。。ありがとうございます。 |
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