SDラット(体重150g程度)に頸静脈カニューレを施し、その後3日間程度自由行動下で複数回採血を行いたいと考えています。
カニューレ―ションは頸部皮膚を切開し、カニューレを挿入、その後背部皮膚を切開して端を取り出すというもので、本手技自体は問題ないのですが、手術終了後のカニューレの維持に悩んでいます。問題点としては、カニューレからシリンジを抜いた後に血液がカニューレ内に逆流してしまいます。
現在行っているフラッシュの方法は、頸静脈に内径0.5、外径1.0 mmのカニューレを装着し、27Gの針をカニューレに装着し採血、採血後は生食を満たした5 mlシリンジに付け替え、生食を注入しながらシリンジを注射針から引き抜き(陽圧テクニック)、注射針に翼状針用のフタを素早く取り付ける、というものです。
また、今回は血液凝固系の実験をしたく、カニューレのフラッシュ液にヘパリン等抗凝血剤を添加することができません。(ヒトの臨床では末梢静脈なら只の生食で維持可能という文献がありました)
以上、煩雑な文で申し訳ありませんが、ご教示いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。 |
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