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細胞分化誘導実験での細胞の密度について トピック削除
No.5729-TOPIC - 2017/02/02 (木) 13:29:47 - KSWD
初めて質問させていただきます。
今、未分化骨芽細胞様セルラインを成熟化骨芽細胞へと分化させる実験を行おうとしています。

Osteogenic medium (50 ug/mlアスコルビン酸, 10 mM betaグリセロリン酸を含みます)に交換して、約14日培養するだけなんですが、この時細胞の密度が100%近くのコンフレントでなければいけないと、どのプロトコルにも書かれてあります。が、その理由については探しても見つかりませんでした。

私は、経時的に細胞内染色を行いたいので、あんまりコンフレントではよくないと考え、あえて密度を低く細胞をまき、分化誘導培地を加えてみました。すると何か手違いがあったのか、それともこれが理由なのかはわかりませんが、細胞が全滅してしまいました。コンフレントである理由は、分化誘導培地の細胞障害性に耐えられるように、との理由があるのかもと考えましたが、実際のところいかがでしょうか。皆様のご意見を聞かせていただけると幸いです。

もし、コンフレントである必要があるのなら、ではどうやって免疫染色をしようか悩んでいます。
プロトコルには、細胞を分化誘導途中にまき直すことは出来ないと書かれてあります。
 
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(無題) 削除/引用
No.5729-6 - 2017/02/24 (金) 05:25:19 - おお
>コンフルエントでも免疫染色はできます。
そう思っているのですが、質問者がどういう状況で困っているのかレスがつかないかなと思って振ってみたんですが、、、それがないと先に進まないので、、、

(無題) 削除/引用
No.5729-5 - 2017/02/23 (木) 17:34:19 - 猫の日の次の日
コンフルエントでも免疫染色はできます。
もちろん抗体によっては、細胞が密だと染まりにくいということはあるかも知れませんが。

細胞がギュウギュウでは、染色しても細胞内での局在や構造を観察しにくい、ということなのかな?と思いました。

(無題) 削除/引用
No.5729-4 - 2017/02/23 (木) 14:47:58 - おお
骨芽細胞に特化したことではないですが、漠然と言われてきたことを書いてみます。

アポトーシスは一つの分化の道筋で、分化する過程で死ぬか組織を形成するかの選択を強いられているように見えます。生き残って分化するのに必要な環境にあるかなどで死ぬのかどうか決まるとも言えるかもしれません。

また最終的な分化に行き着くためには細胞増殖が止まるとも考えられていて、分化を誘導しても増殖が止まらなかったら上記のような理由で死んでしまうかもしれません。コンフルになると言うのは実際に一つの細胞増殖抑制の方法でそれが分化の方向に導いていると考えられるような実験系もまあまああります。また細胞の接触がシグナリングに関与するなど分化の環境を作っている要因と言える場合もありそうです。

まあこういう理屈があるから100%コンフで分化するというよりは、100%コンフで分化するというようなことがいろいろな系であることから、このような理屈が考えられているとも言えるかもしれません。

コンフルだと免疫染色できないもんなんでしょうかね。。。

(無題) 削除/引用
No.5729-3 - 2017/02/23 (木) 14:12:59 - 0
薄撒きからの誘導で細胞が死んでしまったということでしたら、
実際に低めの密度で免染するのは難しいかもしれません。
試みたのは一度でしょうか? 
「死んでしまう」ことに再現性があるようでしたら難しそうですね…

個人的に思いついたのは
・Osteogenic mediumの濃度を段階的にあげてみる
・コンフルエント状態で免染できる条件を探す(時間や抗体濃度など)
・抗体ではなく低分子薬剤での画像化を試みる
こんな感じでしょうか。
ターゲットによっては抗体以外でも良いイメージング薬剤があるかもしれません。

コンフル具合が違うと細胞の状態も求めているものと違うかもしれませんし
細胞密度が高くても染色できる条件を探す方が無難かもですね。

(骨芽細胞系を触ったことがないので見当違いのことを言っていたらご容赦ください)

(無題) 削除/引用
No.5729-2 - 2017/02/22 (水) 18:02:33 - 猫の日
分化しやすい細胞は、コンフルエントになると分化誘導しなくても勝手に分化したりします。
細胞同士が接触することで、増殖が停止し、分化方向にいくというイメージです。
コンフルエントにしないと分化しないかというと、細胞によるので試してみないとわかりませんが、コンフルエントに近い方が分化誘導がかかりやすいです。

一般的な分化誘導培地なら即全滅するということはないと思うのですが、これも細胞によるのでわかりません。あまり密度を薄くすると、それだけでうまく増えなくなる細胞もいるので、分化誘導と合わせてダブルパンチで死んだのかも知れません。

私のラボでは、8割コンフルエントくらいで骨芽細胞分化誘導していました。
細胞によっては、その後ギュウギュウに増えながら分化しますし、コンフルエント手前くらいで落ち着いたり、いろいろです。免疫染色もしていました。

手間と時間を材料費をかけられるなら、一般的なプロトコールで分化誘導してみてはどうでしょうか?
あまり質問の答えになっていなくて申し訳ありません。

細胞分化誘導実験での細胞の密度について 削除/引用
No.5729-1 - 2017/02/02 (木) 13:29:47 - KSWD
初めて質問させていただきます。
今、未分化骨芽細胞様セルラインを成熟化骨芽細胞へと分化させる実験を行おうとしています。

Osteogenic medium (50 ug/mlアスコルビン酸, 10 mM betaグリセロリン酸を含みます)に交換して、約14日培養するだけなんですが、この時細胞の密度が100%近くのコンフレントでなければいけないと、どのプロトコルにも書かれてあります。が、その理由については探しても見つかりませんでした。

私は、経時的に細胞内染色を行いたいので、あんまりコンフレントではよくないと考え、あえて密度を低く細胞をまき、分化誘導培地を加えてみました。すると何か手違いがあったのか、それともこれが理由なのかはわかりませんが、細胞が全滅してしまいました。コンフレントである理由は、分化誘導培地の細胞障害性に耐えられるように、との理由があるのかもと考えましたが、実際のところいかがでしょうか。皆様のご意見を聞かせていただけると幸いです。

もし、コンフレントである必要があるのなら、ではどうやって免疫染色をしようか悩んでいます。
プロトコルには、細胞を分化誘導途中にまき直すことは出来ないと書かれてあります。

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