一般的には、リポフェクション系試薬での遺伝子導入は細胞増殖がないと発現効率が低下するとか言われてます。理由は色々あると思いますが、一つにプラスミドは核膜を通過できないので、大量に核内に入るために脱核のタイミングが必要だとか言う話もあります。
いずれにせよ、HEKやHELAくらいならある程度は大丈夫だとおもいますが、抗生物質フリー(毒性を減らす)でトランスフェクションするプロトコールは良くやりますが、無血清でやるプロとコールはあんまり一般的じゃないと思いますし、最近の有名な細胞ならそのまま24時間放置で問題ないことがおおいでしょう。
分泌タンパクを回収する目的でやるなら、アルブミンの問題があるので自分なら24時間普通にトランスフェクション後に出来るだけメディウム量を下げて24-48h無血清あるいは0.1%-1%で培養して上を回収するのが一番いいかなと思います。無血清だとダメでも、わずかにでも入ってると生きらレル細胞もいますし、これは血清中の未知の低分子かなんかが増殖に必要な細胞とかもあります。透析血清を使うと増えなくなるような細胞もあるので。 |
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