いくつかの細胞(293,CHO,その他不死化細胞)で試していますが、どれでもDNA:PEI-MAXの重量比は1:3~5あたりが最適でした。DNA量は、lipofetionの2〜3倍が良いようです。
導入効率をGFP発現ベクターで調べると、293(T)細胞で目視で60%-80%位GFP陽性になります。
私は、1 or 10mg/mL PEI-MAX溶液を希釈したDNA溶液に直接添加して直ぐに混和しています(希釈したPEI-MAX溶液でも導入効率は変わらない)。
DNA/PEI液量は増殖培地の1/10~1/5にしています。
6well(35mm dish)の場合、2ug DNA/200uL OptiMEM+8ug PEI-MAX(8uL)を試してください。混和後15分(~1時間)置いてから細胞(培地1mL)に滴下・混合します。
なお、PEI-MAX溶液は HBSSに溶かして塩酸でpHを中性付近(pH試験紙でOK)に合わしてfilter滅菌。phenol redを添加して色を中性付近に合わせてもOK。
小分けして-80℃に保存しています。使用中のものは-20℃保存。
また、PEI-MAXの分子量に関して25kDaより2.5kDaの方が導入効率はやや良いです。 |
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