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PEImax 293T transfection トピック削除
No.5412-TOPIC - 2016/09/18 (日) 10:23:08 - Sei
質問させてください。
293T細胞へのtransfectionを行っています。これまでFugene6を使用していましたが、コストが嵩むので、PEImaxに変更できればと思考錯誤しています。

ただ、Fugene6で導入した場合8-9割の導入効率が認められますが、PEImaxの場合、2割しか入りません。以下が私が行っているプロトコルですが、もし同じようなことをされてる方がみえましたら、誤っているところをご指摘頂けませんでしょうか?

1. 24時間前に、293Tを6ウェルプレートに1x10E6まく。

2. eppen tubeにOPTI-MEM1 150 ul にDNA 4 ugを加え、
もう一方のtubeにOPTI-MEM1 150 ulとPEImax 30 ul (30 ug) を加え、室温5分待つ。

3. 両者を混和し、室温で15分待つ。

4. 10% FBSを含むDMEM(抗生剤有り)1 mlをeppen tubeに足し、その中で試薬と混和

5. すぐに6-ウェルから培地を除き、4で調製したtransfection試薬を直接ウェルに入れ、そのまま48時間培養を行う。

6. フローサイトメトリーにてGFPの発現細胞を算出することでtransfection効率を算出する。

以上になります。周りでPEImaxを使用している方がおらず、Fugene6の方法に沿って行いました。DNA量は固定して、PEImaxの量を1.5倍、2倍にしても導入効率は増加せず、むしろ2倍増やすと細胞のバイアビリティは低くなりましたので、DNA 4 ugに対して、PEImax 30 ulが妥当だと思っています。

抗生剤を含有しているDMEMでも細胞は死んではいないようです。
また血清は10%含まれているのも懸念材料の一つです。

一つずつ他の培地に試したり、抗生剤を抜いたり、血清濃度を振ったりを今週していきますが、もしここでアドバイスを頂けるととても参考になります。どうぞ宜しくお願いたします。
 
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(無題) 削除/引用
No.5412-2 - 2016/09/19 (月) 07:06:52 - mon
いくつかの細胞(293,CHO,その他不死化細胞)で試していますが、どれでもDNA:PEI-MAXの重量比は1:3~5あたりが最適でした。DNA量は、lipofetionの2〜3倍が良いようです。
導入効率をGFP発現ベクターで調べると、293(T)細胞で目視で60%-80%位GFP陽性になります。
私は、1 or 10mg/mL PEI-MAX溶液を希釈したDNA溶液に直接添加して直ぐに混和しています(希釈したPEI-MAX溶液でも導入効率は変わらない)。
DNA/PEI液量は増殖培地の1/10~1/5にしています。
6well(35mm dish)の場合、2ug DNA/200uL OptiMEM+8ug PEI-MAX(8uL)を試してください。混和後15分(~1時間)置いてから細胞(培地1mL)に滴下・混合します。
なお、PEI-MAX溶液は HBSSに溶かして塩酸でpHを中性付近(pH試験紙でOK)に合わしてfilter滅菌。phenol redを添加して色を中性付近に合わせてもOK。
小分けして-80℃に保存しています。使用中のものは-20℃保存。
また、PEI-MAXの分子量に関して25kDaより2.5kDaの方が導入効率はやや良いです。

PEImax 293T transfection 削除/引用
No.5412-1 - 2016/09/18 (日) 10:23:08 - Sei
質問させてください。
293T細胞へのtransfectionを行っています。これまでFugene6を使用していましたが、コストが嵩むので、PEImaxに変更できればと思考錯誤しています。

ただ、Fugene6で導入した場合8-9割の導入効率が認められますが、PEImaxの場合、2割しか入りません。以下が私が行っているプロトコルですが、もし同じようなことをされてる方がみえましたら、誤っているところをご指摘頂けませんでしょうか?

1. 24時間前に、293Tを6ウェルプレートに1x10E6まく。

2. eppen tubeにOPTI-MEM1 150 ul にDNA 4 ugを加え、
もう一方のtubeにOPTI-MEM1 150 ulとPEImax 30 ul (30 ug) を加え、室温5分待つ。

3. 両者を混和し、室温で15分待つ。

4. 10% FBSを含むDMEM(抗生剤有り)1 mlをeppen tubeに足し、その中で試薬と混和

5. すぐに6-ウェルから培地を除き、4で調製したtransfection試薬を直接ウェルに入れ、そのまま48時間培養を行う。

6. フローサイトメトリーにてGFPの発現細胞を算出することでtransfection効率を算出する。

以上になります。周りでPEImaxを使用している方がおらず、Fugene6の方法に沿って行いました。DNA量は固定して、PEImaxの量を1.5倍、2倍にしても導入効率は増加せず、むしろ2倍増やすと細胞のバイアビリティは低くなりましたので、DNA 4 ugに対して、PEImax 30 ulが妥当だと思っています。

抗生剤を含有しているDMEMでも細胞は死んではいないようです。
また血清は10%含まれているのも懸念材料の一つです。

一つずつ他の培地に試したり、抗生剤を抜いたり、血清濃度を振ったりを今週していきますが、もしここでアドバイスを頂けるととても参考になります。どうぞ宜しくお願いたします。

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