私はP19CL6という細胞を心筋細胞に分化させる実験を行っていました。
免染ではなく、自立拍動で分化の結果が分かるのでそこまで厳密な検証はしておりませんが、やはり細胞密度による影響はありました。
この細胞では、分化誘導の際に3.7x10^5cells/dish (6cm dish)という細かい設定が先人たちにより導かれており、Paracrine効果や接着因子の具合で分化効率が変わるものと理解していました。
実際に自分で細胞数をふって検証してみたところ、そこまで顕著な差はありませんでしたが、やはり効率的な細胞密度というのはありました。
特に小さいWellやNuncなどでは中央部と辺縁部では細胞密度が大きくことなるので、分化効率に差が出ることはむしろ自然なのではと思います。
私だったら、免染とのことですから、観察しやすいエリアに観察に適した細胞が現れる捲き方を探してみると思います。 |
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