細胞が浮いてる状態で穏やかな振動を与えたり、回転させたり傾けたりすると細胞が中心に集まりがちな印象があるのでそれは避けています。クリーンベンチからインキュベーターまで持って行く間にそのような振動が加わりやすいです。解決策の1つとして、TSさんがお示しされたように、クリーンベンチ内で細胞が完全に沈むのを待ってからインキュベーターまで振動を与えないようにそっと持って行く方法がありますが、それが出来ない場合は、プレートをCO2インキュベーターに置いてから、水平に保ったまま前後左右にかなり強めに揺すった後そのまま静置して培養を開始してみて下さい。左右左右・前後前後といった感じでシャカシャカ揺するのを4回くらい繰り返す方法で経験上だいたいうまくいってます。このときも回転運動や傾きが加わらないように注意します。なお、この方法はより大きなサイズのディッシュやプレートでもうまくいくことが多いですが、96wellではまるで駄目でクリーンベンチで細胞が沈むのを待つしかありませんでした。 |
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