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TriotonXがSDSの変性作用を弱める理由が知りたい トピック削除
No.5324-TOPIC - 2016/08/09 (火) 17:38:12 - がくまる
ELISA実験を行ってタンパク質定量を行っている学生です。

界面活性剤が抗原抗体反応に及ぼす影響について調べている際に、ある書籍で
「SDSで抽出したサンプルは抗原抗体反応が阻害されるが、この溶液にSDSの5から10倍量のTrioton X-100を加えて処理すると、その反応が復活することがある」
と記載されていました。

SDSという強い変性剤によって変性したタンパク質は、容易に元には戻らない、あるいは失活するのではないかと思っておりますが、なぜ、Trioton X-100を加えることで、反応性が復活するのでしょうか。

SDSとTrioton X-100の反応機構、タンパク質が元に戻る過程など、教えて頂けば幸いです。
宜しくお願い致します。
 
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(無題) 削除/引用
No.5324-7 - 2016/08/10 (水) 17:35:01 - TS
済がついた後に投稿して恐縮です。

くぁwせdrftgyふじこlpさん
>ミセル作るからと習った。SDS=PAGEでTriton混じってるサンプル泳動すると分離が今一のときあるのはたぶんSDS化を邪魔してるんだろうとかおもう。RIPA bufferってSDSとTriton X100両方入ってる。たぶん考案した人も、使ってるひとも分かってないとおもう。

SDSとTritonをLysis bufferに両方入れることは、SDSの変性活性を下げてしまって逆効果ということでしょうか。
市販のRIPAにもまぁまぁ両方入っていますよね。

(無題) 解決済み 削除/引用
No.5324-6 - 2016/08/10 (水) 17:11:03 - がくまる
TritonX-100がSDSを取り込む、といった考え方になりそうですね。

教えて下さった皆様有難うございました。
研究頑張ります。

(無題) 削除/引用
No.5324-5 - 2016/08/10 (水) 04:23:45 - おお
>SDSという強い変性剤によって変性したタンパク質は、容易に元には戻らない、あるいは失活するのではないかと思っておりますが、なぜ、Trioton X-100を加えることで、反応性が復活するのでしょうか。

一度変性したものはそうかんたんに戻らないよ、れいがいもあるけど。
確かにTX100などを加えてSDSの作用を弱めたあと抗体をいれてIPできたりしますが、弱めたからそのご抗体をいれても抗体が活性を持っているとかそういうことだと思います。

格言みたいで何ら科学的ではないですが、界面活性剤は混ぜると弱くなると昔から言われてます。
疎水部分が相互作用する(見せる形成などを含め)のが一つの理由でしょうね。
例えば洗剤溶液に油を注いでいくと、油は溶液中に溶けていくでしょうけどデタージェントのキャパを超えるとまた超えた分の油は水に溶けないでしょう。

(無題) 削除/引用
No.5324-4 - 2016/08/09 (火) 22:56:42 - くぁwせdrftgyふじこlp
ミセル作るからと習った。SDS=PAGEでTriton混じってるサンプル泳動すると分離が今一のときあるのはたぶんSDS化を邪魔してるんだろうとかおもう。RIPA bufferってSDSとTriton X100両方入ってる。たぶん考案した人も、使ってるひとも分かってないとおもう。

(無題) 削除/引用
No.5324-3 - 2016/08/09 (火) 18:08:00 - 中年
APさんの仰る通りだと思いますが、Googleで"sds triton-x100"まで入力すると、suggest機能で"triton-x100 sequester sds"、"triton x100 quench sds"、"triton-x100 remove sds"と出てきますよ。このくらいは試してみたら?

(無題) 削除/引用
No.5324-2 - 2016/08/09 (火) 17:54:48 - AP
想像するに、Triton X-100のミセルにSDSが取り込まれてタンパク質から除去されるからじゃないかな。

その線で文献検索してみたら、とりあえずひとつ見つけた
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0003269779903427
1979年の論文ですが、そのころには既に新規の発見というわけではなかったようだ。

TriotonXがSDSの変性作用を弱める理由が知りたい 削除/引用
No.5324-1 - 2016/08/09 (火) 17:38:12 - がくまる
ELISA実験を行ってタンパク質定量を行っている学生です。

界面活性剤が抗原抗体反応に及ぼす影響について調べている際に、ある書籍で
「SDSで抽出したサンプルは抗原抗体反応が阻害されるが、この溶液にSDSの5から10倍量のTrioton X-100を加えて処理すると、その反応が復活することがある」
と記載されていました。

SDSという強い変性剤によって変性したタンパク質は、容易に元には戻らない、あるいは失活するのではないかと思っておりますが、なぜ、Trioton X-100を加えることで、反応性が復活するのでしょうか。

SDSとTrioton X-100の反応機構、タンパク質が元に戻る過程など、教えて頂けば幸いです。
宜しくお願い致します。

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