似たような製品を数種類現在使用しています。
基本的に安価な方しか使っていませんが、泳動サンプルに先に希釈液を入れる方法(先染め)でルーチンに、後染めは、RNA, ssDNAやオリゴの時は行っています。
ちょっとした確認、特にPCR産物や制限酵素の結果を見るのには、EtBrより感度が高いし、泳動中にも確認できるので便利です。あと、ゲルからの切り出しも、UVではなくBlue light LEDなので、学生らにはこちらを勧めています。
Running costはEtBrに比べれば確かに高い(安価なものを探して使っているので、5万円/3年)ですが、院生や学生の失敗+安全性を考慮すればこれでも良いかなーとも思います。
難点は、ルーチンに使用している安価なものは、未切断のplasmidを泳動したとき、想像以上に移動度がぶれる(高分子側にずれる)ので注意が必要ですね。たぶん、ssDNAも検出できることから、インターカーレートだけではなく、リン酸基に電価で吸着しているせいかもしれません。あと、ゲルシフトで先染めすると、何が起きているの解らなくなる失敗はありました。
たまたま、Blue-lightトランスイルミネーターがあり、撮影システムも流用できたので導入しましたけど。今装置が何も無しで導入するかどうかは初期費用的には微妙です。 |
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