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肝臓H&E染色の脂肪滴の見え方 トピック削除
No.4995-TOPIC - 2016/04/16 (土) 19:35:48 - PS
脂肪肝の組織学的解析に詳しい方がいればお願いします。

あるモデル動物2種類の肝臓から脂質を抽出し、トリグリセライドを測定したところ両者とも極めて高値であり脂肪肝が疑われました。
ところが、肝臓切片をH&E染色に供したところ、文献でよく見るような細胞の脂肪化(白点の増加)は一方にしか見られませんでした。この解釈についてアドバイス頂きたいのです。
どちらも確認の実験を行いましたが、間違いないデータと考えています。
仮に脂肪肝になっていたとしても細胞の風船様肥大(脂肪化)が観察できないケースもあるのでしょうか。あるとしたらそれはどの様なケースでしょうか。
 
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No.4995-12 - 2016/05/19 (木) 13:33:27 - AP
Lipid droplet (LD)形成・動態に関連する遺伝子/タンパク質が関与しているのかもしれません。LDの大きさや分布などの形質に関連する遺伝子がショウジョウバエをモデルにして研究されているのをよく見ますけれど、モデル哺乳動物はあまりよく知りません。そうなんでしょう。

私の知る限り、少なくともショウジョウバエの研究では、飢餓時、あるいは遺伝的に飢餓を模した状態などにはLDが細分化されたりする現象が表現型としてよく使われます。LDに関しては飢餓時の反応をしているけれど、それとは裏腹にlipogenicな系も活性化されているとか、脂質分解・消費の系が抑制されているとか。

(無題) 削除/引用
No.4995-11 - 2016/05/18 (水) 16:02:30 - PS
連投になってしまってすいません。
モデルは老化促進モデルSAMPとSAMR1を比較しています。
番号の言及は避けます。

血漿中のTGはむしろそれほど上がらなくて、肝臓のTGがPに比べてRの方が気持ち高いかな?という程度です。
しかし、HEやOil Red OをしてみるとPの方だけ大きな脂肪滴が散在していてALtも上昇している状態です。
よくよく切片を観察してみるとRの方は局所に脂肪滴がたまっていたので、その影響もあるかもしれませんが大した量ではないので…

この感じですと脂肪的の溜まり方の違いやその差が生じるメカニズムなどは知られていないのかもしれませんね。

(無題) 削除/引用
No.4995-10 - 2016/05/18 (水) 15:54:08 - PS
Oil Red Oもやっておりますが、やはり片方は大きな脂肪滴が多くて、もう一方はまんべんなく増えている印象です。

(無題) 削除/引用
No.4995-9 - 2016/05/18 (水) 15:53:00 - PS
質問者です。測定法は酵素法で、Wakoのキットを使用しています。
また、脂肪酸ではありませんがトータルコレステロールも同様の挙動を示しています。

(無題) 削除/引用
No.4995-8 - 2016/05/07 (土) 13:35:01 - おお
最初のおおです。血中のTGが上がることを指標として、そのときの肝臓の病理を見ているのかと勘違いしておりました。お使いになっているモデルはすでにパブリケーションされた系でしょうか。エスタブリッシュされている系なら、経験がある人もいるかと思いますのでそのモデルを具体的に提示できれば、もう少し詳しいコメントがつくかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.4995-7 - 2016/05/07 (土) 08:00:00 - NUPD
まだ未発表なので詳しくは申し上げられませんが
ある遺伝子をKOすると肝臓の脂肪滴のサイズが大きくならず
小さい脂肪滴の数が増えるという現象を観察したことがありますので
脂肪滴のサイズを調整する(小さい脂肪滴を融合したりとか?)
何らかのファクターが関係してるかもしれませんね。
「白点の増加」がサイズの問題なのか、小さいものも含めてなのか
はっきりしないのでなんともいえませんが。
Fresh frozenでOil red O染色をしてみたらいかがでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.4995-6 - 2016/05/06 (金) 18:42:34 - み
組織学的解析はHEだけでなくOil-red染色もやっておいた方が良い。

それから、脂肪肝ならマクロの外観でも鮮赤でなく褐色の肝臓になってきますが2種のモデル動物ではどうですか?

(無題) 削除/引用
No.4995-5 - 2016/05/06 (金) 16:10:37 - AP
>No.4995-4 - 2016/05/06 (金) 14:18:44 - おお
>潅流はして血は抜いてありますので、血中TGの影響は受けていないと思われます。

どこの「おお」さんですかー。

TGの測定法は何で、何種類くらいの方法でアッセイしましたか?
TGその測定といっても、たとえば酵素法でグリセロールの量として測っただけでは、DG, MGあるいはグリセロールで高値がになっているかも。例えば高グリセロール血症(抗トリグリセリド血症にあらず)のような代謝異常だったりして。

複数の方法で定量して裏を取ったほうがいいと思います。単なる定量データに加えて、TLCで分けて染色像をみて本当にTGのスポットが増えているのか定性的、半定量的に見たデータでもつけなければ、現段階であなたの仮説が正しそうだとは言えません。

(無題) 削除/引用
No.4995-4 - 2016/05/06 (金) 14:18:44 - おお
潅流はして血は抜いてありますので、血中TGの影響は受けていないと思われます。
あくまで肝臓から抽出していますので。
気になるのは脂肪の溜まり方が病態によって違うのかなという点です。

(無題) 削除/引用
No.4995-3 - 2016/04/17 (日) 02:04:56 - おお
https://www.jci.org/articles/view/23621/figure/1
詳しいものではありませんけど、食事からくる脂肪は消化管から血中に出ますから、糖の場合と違って肝臓で合成されるのとちょっと違いますね。そのあたりの違いが出てるんでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.4995-2 - 2016/04/16 (土) 20:03:47 - AP
リポタンパク質として血中にごっそりあったりする可能性は?

肝臓H&E染色の脂肪滴の見え方 削除/引用
No.4995-1 - 2016/04/16 (土) 19:35:48 - PS
脂肪肝の組織学的解析に詳しい方がいればお願いします。

あるモデル動物2種類の肝臓から脂質を抽出し、トリグリセライドを測定したところ両者とも極めて高値であり脂肪肝が疑われました。
ところが、肝臓切片をH&E染色に供したところ、文献でよく見るような細胞の脂肪化(白点の増加)は一方にしか見られませんでした。この解釈についてアドバイス頂きたいのです。
どちらも確認の実験を行いましたが、間違いないデータと考えています。
仮に脂肪肝になっていたとしても細胞の風船様肥大(脂肪化)が観察できないケースもあるのでしょうか。あるとしたらそれはどの様なケースでしょうか。

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