昔はPCRのアプリケーションもそんなに多彩ではなく、アクリルアミドで電気泳動したりしてRIで引っかかったバンドを抽出してきて、プラスミドにライゲーションするというのは結構やられていたのでピコグラムオーダーでもあれば、インサートのはいったものが取れることはとれるんだと思います。TAとか使わずブラントでやるか、リンカーライゲーションをかますかだと思います。要はバックグランドを下げるために完全に切れているとか、脱リン酸化だとかそういうのがしっかりしていればかなり微量でも働く系だとおもいます。
TAにすることにより確かにそういった昔のやり方よりうまく行けばかなり効率が上げられる可能性があると思いますが、まあ昔の実験系をみてきた者にとってはそれほど驚かないです。ただたまに気難しいDNAフラグメントがあったりしますので、万全な系を心がけておいたほうがいいのかなという気がします。
わたしはDNA量は電気泳動のバンドでだいたい見積もってます。かろうじて見えるぐらいで数ナノでそれだけあれば十分です。
バックグランドの出方からしてコンピはさほど悪くはないのではと思いますよ。10^7ぐらいはあるのでは? |
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