In vitroのレベルであれば一般論ではサイトカイン産生や転写因子発現が確認できれば分化誘導できたと言われるでしょう。%や発現強度など程度の差は問題にされないことが多いです。もちろん本質的には問題ですが。
ただ本質的な話をするなら何をもってTh1、Th2分化とするかというのは非常に難しい問題です。
少なくとも一つの細胞系譜として安定に存在すべきだと考える立場を取るなら、最低でもCpGサイトのメチル化やヒストン修飾などがそれぞれの系譜で特徴的なパターンを示すことが必要となってくるでしょう。実際それらにTh1,Th2特異的なものが存在することは言われています。
なので質問者様の研究の中でどの程度の厳密さでTh1、Th2の定義が必要なのかによって、解析方法は変わってくるかと思います。 |
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