2はコンタミネーションの危険性があるので私なら避けます。異なるテンプレートに対して同じピペットでプレミックスを分注を繰り返すことになるからです。
ただし1でやるとして、同じテンプレートのレプリケートをする場合、先に入れたプレミックスにピペットの先端を突っ込んで、軽くピペッティングしてテンプレートを加えたあと、同じテンプレートでもピペットチップを交換して次のウェルに行きます。
同じサンプルでチップを交換するのはめんどうだし不経済だなあというときは、2の方法で、先にテンプレートを同じチップで必要なウェルの底に入れておいて、チップがウェルに触れないように特に注意しながら、あとからプレミックスを加えます。
安全で正確なのは2の方でしょう。特に1 uLのような微量のリキッドハンドリングはすぐに狂うので(テンプレートを希釈してもっと大きな体積で扱えるようにしたほうがいいですが、せめて2 uLくらいとか)、チップはいちいち変えて(同じチップで繰り返しピペッティングすると精度が下がります、というかヴァージンのチップでの試験結果でしか精度は保証されていないはず)、ウェルの壁につけるのではなくてプレミックスに直接突っ込んでいれるというのは理にかなっています。
経済性や手数の節約を考えるなら1でしょう。
なんにせよ、私はこれこれの面を重視して、それを達成するのに最も合理的な方法を選んでやっているというのがあればいいんじゃないか。使われる身だから上司の指示通りにやらなきゃというのはあると思いますが、私なら一応、まず自分のやり方とその根拠は説明しますが、ちゃんしたデータが出せないとか失敗が多いとかコストがえらく余計にかかるとか問題があるならともかく、細かいことは作業者のやりやすいようにやってもらってかまわないけどな。 |
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