1. 開環状(open circular, OC)でよろしいかと。
ccc以外のフォーム(OC, linear)を完全に排除するのは通常困難です。ある程度混じってくるのは仕方がない。
かつては(高次構造がよく分かっていなかった頃)、ccc, OC, linearをform I, form II, form IIIと呼ばれていて、有り得べき姿の一つ一つであるとみなされていたくらいですから。
2. 構いませんことよ。上記のように、どうしてもある程度混じってくるものですし、細胞に導入されたプラスミドが発現をするくらいのことが起こるのであれば、OCのnickが放って置かれるはずもなく、修復されますはずですので、大して心配ないです。in vitro transcriptionなんかの鋳型に使うときは最大限nick-freeのプラスミドを精製するようにしますけど。
3. 実験上問題は特に無いです。しかし、あなたの認識に疑問がある。アフィニティー精製は手段であって目的ではないでしょう。目的の本質、問題点の本質がわかってないなあ、というのが最初に質問を見たときの感想。
4. 古典的にはEtBrをかませてCsCl密度勾配超遠心で分離し、cccの帯域を注射針で吸って精製します。最近では、過去トピにも何度か上がっている、T5 exonucleaseやATP-dependent DNase (商標 PlasmidSafe)でOCやlinearを分解してしまうという方法があります。acid phenol抽出は初耳。どんな原理で、どやってやるの? 酸性条件でphenol抽出するとcccだってphnol層に分配されますよね。 |
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