Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

CRISPRでノックアウト トピック削除
No.4885-TOPIC - 2016/02/29 (月) 17:12:41 - クリス
お世話になります。
CRISPR-Cas9でとある遺伝子のノックアウトを取ろうとしています。
その遺伝子がコードするたんぱく質の内在性発現レベルは野生型の細胞でも低いので、間接的にしかノックアウトを証明できそうにありません。そこでgenomic PCR後のDirect sequencingを行っています。

野生型の細胞からのゲノムでは勿論一種類の予想通りのDNA配列が認められますが、PAM近辺に両アリルに一塩基の挿入や二塩基の挿入が認められたクローンをノックアウトとしてその後の解析に用いようとしています。

まだ細胞は24穴プレートの状態です。

この遺伝子のノックアウトでは必ずある表現系を示すことがわかっています。(westernにて。)

きちんとノックアウトの確証を得たいので、定量RT-PCRを行いました。目的の遺伝子から生じたmRNAはナンセンス変異mRNA分解で野生型に比べ、ノックアウトでは減っていることが期待されます。ところが今朝行った定量 PCRの実験では5割もしくは全く減少していないクローンがほとんどでした。検出限界以下のクローンはありませんでした。ナンセンス変異mRNA分解は、ラストエクソンにナンセンス変異がある場合には起こらないようですが、今回の遺伝子は23エクソンから成り、gRNAはエクソン3に設計されております。また、1塩基挿入、2塩基挿入により、ナンセンス変異はエクソン3に生じることがわかっています。

そこでお聞きしたいのですが、direct sequencingの結果でノックアウトであっても、mRNAの減少は必ずしも伴わないのでしょうか?大変稚拙な質問で恐縮しておりますが、どうかご教示いただけますと幸いに存じます。どうぞよろしくお願い致します。
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



3件 ( 1 〜 3 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.4885-3 - 2016/02/29 (月) 23:26:57 - 2倍体
ちょっと失礼したかもしれませんが、その細胞は確実に2倍体ですか?

>また、1塩基挿入、2塩基挿入により、ナンセンス変異はエクソン3に生じることがわかっています。

ゲノムレベルで、問題にしている株では、2倍体の場合、ナンセンス変異は両方とも当該エクソン3に起こっているという結果を得た上で実験に使用しているということでいいですか? また、厳密には当該エクソン3のナンセンス変異はかならずナンセンス変異mRNA分解を起こすだろうというのは確かですか?

(無題) 削除/引用
No.4885-2 - 2016/02/29 (月) 23:08:06 - 2倍体
ところで、その細胞は2倍体なのですか? 細胞種は? そこのところを叙述しないと、話が始まりません。
2つのうちの1つだけがノックアウトされても、mRNAレベルではっきりした結果を出すのは難しいですよ。

CRISPRでノックアウト 削除/引用
No.4885-1 - 2016/02/29 (月) 17:12:41 - クリス
お世話になります。
CRISPR-Cas9でとある遺伝子のノックアウトを取ろうとしています。
その遺伝子がコードするたんぱく質の内在性発現レベルは野生型の細胞でも低いので、間接的にしかノックアウトを証明できそうにありません。そこでgenomic PCR後のDirect sequencingを行っています。

野生型の細胞からのゲノムでは勿論一種類の予想通りのDNA配列が認められますが、PAM近辺に両アリルに一塩基の挿入や二塩基の挿入が認められたクローンをノックアウトとしてその後の解析に用いようとしています。

まだ細胞は24穴プレートの状態です。

この遺伝子のノックアウトでは必ずある表現系を示すことがわかっています。(westernにて。)

きちんとノックアウトの確証を得たいので、定量RT-PCRを行いました。目的の遺伝子から生じたmRNAはナンセンス変異mRNA分解で野生型に比べ、ノックアウトでは減っていることが期待されます。ところが今朝行った定量 PCRの実験では5割もしくは全く減少していないクローンがほとんどでした。検出限界以下のクローンはありませんでした。ナンセンス変異mRNA分解は、ラストエクソンにナンセンス変異がある場合には起こらないようですが、今回の遺伝子は23エクソンから成り、gRNAはエクソン3に設計されております。また、1塩基挿入、2塩基挿入により、ナンセンス変異はエクソン3に生じることがわかっています。

そこでお聞きしたいのですが、direct sequencingの結果でノックアウトであっても、mRNAの減少は必ずしも伴わないのでしょうか?大変稚拙な質問で恐縮しておりますが、どうかご教示いただけますと幸いに存じます。どうぞよろしくお願い致します。

3件 ( 1 〜 3 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。