感染しないとはいえませんが、培養細胞が全然増えなくなるほどの感染というのは、かなり高力価のウイルスに曝露させてしまうか、あるいはウイルスが培養細胞で増幅しなければ、起こらないかなと思います。
前者は普通の操作をしてる限り考え難いですが、では後者となるとそっちも微妙ですね。
インフルエンザウイルスの増幅はその構成タンパク質の一つがプロテアーゼによって切断される必要がありますが、通常無血清培地でトリプシンとかを積極的に添加します。
もちろんウイルス株(または細胞株)によっては細胞内在性のプロテアーゼによって切断されたり、血清中のプロテアーゼによって切断されたりする場合もありますが。
インフルエンザウイルスが培養上清にいるかどうかを確かめるだけなら、赤血球の凝集をみればいいです。
ヒトかモルモットの赤血球と培養上清を混ぜるだけです。1時間もあれば判定できますね |
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