おお様
ありがとうございます.
ご助言の通りだと思います.
阻害剤は,endotoxin-free waterに溶解したhydroxychroloquine(HCQ)です.TLR3の阻害剤として利用します.論文では,HCQ 5uM,1時間前処理後にpoly I:Cで18時間刺激し,IP-10 mRNAの発現を見ています.この遺伝子発現はHCQ前処理で十分抑制されているようなので,これを私の実験の内部コントロールとして試してみようかなと思案中です.
また,別の論文ではNFkB阻害剤としてBay,p38阻害剤としてSB203580で1時間前処理した後に,LPS 100ng/mlで12時間刺激しIL-6 mRNA発現を見ているものもあります.これらの阻害剤は,いろいろな論文でも前処理を数時間のみ行っているようですね.
もちろん,阻害剤の標的分子に対する親和性,細胞毒性など細かな相違はあると考えます.私の実験においても,前処理のみという方法が必要十分な条件であれば,それを採用してみます. |
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