どの程度の収量を期待しているかもにもよります。
血清由来IgGが気になるならSuper Low IgG FBSを使うのも手です。
ttp://gelifesciences.co.jp/catalog/39463.html
なお、protein Aを使うと牛IgGに対する親和性が低いので、目的Fc融合タンパクを優先的に精製できるかもしれません。ただし発現した目的タンパク含量が少ないと効果的ではないので注意してください。
OptiMEMはアミノ酸含量が少ないため大量発現には向いていませんが、一般的に栄養源としてTC Yeastolate(もしくはYeast Extract)を添加すると収量が増加します(培養期間も長め)。
CHO細胞用ですがBD Recharge(あるいはBD Resurge 1~5)も販売されています。
YeastolateとBD Rechargeは293細胞でも発現量が増えました。条件を振って調べていませんが、1.5~3倍程度になりました。OptiMEM+2%Super Low IgG+0.4% Yeastolate辺りがお手軽かも。
無血清培養について、OptiMEMはITSは含まれてるが脂肪酸が含まれていなかったと思いますので、Chemically Defined Lipid Concentrateを添加すると長期間の培養が出来るかもしれません。
ttps://www.thermofisher.com/order/catalog/product/11905031
ただし無血清培養はdishから剥がれやすいので注意してください。
一過性発現の増強には、1~5mM程度のValproic acidの添加が有効です(ただし剥がれやすくなる)。CMVプロモーターは数uMのforskolinの添加も効果があるそうです。
CHO細胞になりますが、遺伝子導入後32℃で培養すると増殖が遅くなりますが分泌量は増大します。
なお、293細胞は低温培養の効果が無いようです。 |
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