> それではあまり説得力ないと思います。
やはりそうですよね。変な話、何%くらいであれば許容範囲でしょうか。
> サンプルは細胞のlysatesかなんかでしょうか。調製後16000gぐらいの遠心で細かい蛋白の塊みたいなものを除く(16000gよりは超遠心で100000gぐらいのほうがベター)。0.2umのフィルターなどを通す。ビーズへの非特異な吸着なら、サンプルにまずビーズだけをいれてincubateしてビーズを除く(preclearとも言われているようです)。などの処理でまず結果が安定するようなコンディションにする必要がありそうです。アガロースなどのビーズならグリセロールを10%以上にすると安定することもありますが、磁気ビーズはどうかわかりません。
サンプルは細胞を分画したものを用いています。
細胞質画分に関しては、(必然的に)10,000 g 遠心後のものになりますが、normal IgGでもバンドが検出されてしまっています。
ミトコンドリア-リソソーム(ML)画分に関しては、
> 最初のサンプルの溶液はどんなバッファーですか?
の質問に続くのですが、
サンプル中のタンパク量の1.4倍量になるよう10%SDSをサンプルに添加し、100℃5分加熱後、SDS濃度が0.1%になるようPBSで希釈。このPBS希釈後の9倍量の10*Lysis buffer(界面活性剤はTX-100)を添加し(理論上1*lysis bufferと同じ組成にし)、これをIPに使用しています。
最初の細胞分画はスクロース-EDTAで行っているのですが、これをこのまま使用しますと抗体との反応が見られなかったため(以前こちらで相談させていただきました)、このような処理を施しています。
そのため、ML画分に関しては最初にTX-100等で溶解後、遠心し上清を使うという方法も考えましたが、細胞質画分ではこうした処理は不可能であり、細胞質画分 VS. ML画分を見たい意図もありまして、同じ条件での変性処理を行うかたちをとっています。
> その前に抗体無しでビーズとサンプルを混ぜて、ビーズを回収して、そのビーズから蛋白を溶出してWBしてください。でそこにくっついているなら、ビーズとサンプルを混ぜてビーズを除いたサンプルでやってもいいかもしれませんけど、あなたの蛋白がビーズに純粋に親和性があるのなら、解決方法になっていないでしょう。
ビーズと目的タンパクで親和性があった場合、上清を使っても目的タンパクが無い状態になっている、ということでしょうか。
> PBSTのTはTweenですかTritonですか?濃度はどれくらいですか?
言葉足らずでした。申し訳ありません。TはTween-20です。濃度は0.1%です。
よろしくお願い致します。 |
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