質問させていただきます。
培養細胞の表面蛋白をビオチン化した後、アビジンアガロースで膜画分を回収し、回収した蛋白をSDS-PAGE→immunoblotという実験系を計画しています。
アビジンに吸着させたビオチン化タンパクからタンパクを溶出するのにSDS-sample buffer(trisなど還元剤以外の濃度はLeammeliに準じています) + 50mMDTTを使用する予定なのですが、ここからの泳動サンプル調整過程で疑問があります。
このサンプルにマーカーをつけるため、RotiloadかThermoのLame markerを4-5倍程度希釈として混合しようと思いますが、これらはマーカーの他に濃縮された還元剤、Tris、Glycerin, SDSを含むために、SDS sample bufferのサンプルと混合するとLeammeliよりも組成が、2倍(2×Sample buffer)程度に高くなってしまい、塩濃度などをどこまで調整すべきかで悩んでいます。
ビオチンのSS結合解離にはSDS、DTT濃度が重要なので、塩濃度などについては10mM程度にあらかじめ低めに調整しておいて、マーカー今後の最終濃度がleammeliの組成に近づけるなど工夫すべきでしょうか?
といいますのも、確かに、調べてみるとSDS sample bufferの組成については、ある程度の幅が許容されるようで、研究室内でもまずはそのままでいいんじゃないか、一方では還元剤などは良いとしても、塩濃度は調整しても良いのではとの意見があって、私は経験が浅いためどうしたものかと悩んでしまっています。
マーカーはDTTなしのものが研究室にあるため、それを使うと終濃度40mM程度でちょうど良いかなとは考えています。
どうか皆様のご経験やお考えをいただけましたらありがたいです。よろしくお願い致します。 |
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