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抗原タンパク精製にアルギニンは使えるか? トピック削除
No.4698-TOPIC - 2015/12/25 (金) 15:09:38 - synapton
いつも参考にさせていただいております。

表題の通り、抗原タンパクの精製にアルギニンを含むバッファを使って大丈夫か、事情を踏まえてお聞きしたいです。

現在私は、あるタンパクのポリクロ抗体を作成すべく、抗原として6xHisタグのC末融合タンパクの精製を行っています。
大腸菌発現系で、8M尿素を含むバッファで変性、Ni-NTAアガロースで溶出しています。
Ni-NTAアガロース(QIAGEN社)での精製自体は上手く行き、SDS-PAGEで目的サイズのシングルバンドが得られています。

しかし、透析→限外濾過と精製濃縮をしてみるとタンパクが消えてしまいました(SDS-PAGEで確認)

「じゃあ透析膜が破けたか?失敗したか?」と思って、限外濾過のみでやってみると、どうやらアグっているようです。

具体的には、アミコンウルトラを用い、ウレアから段階的にPBSに置換していきました。そして、PBSにかなり近づいたときの濃縮後に、半透明の白っぽい析出が現れました。

この解決にはアルギニンなどの添加が有効と調査の結果わかりました。
しかし、私が精製しているのはポリクロ用の抗原タンパクで、アルギニンを添加したバッファでイムナイズしていいのかどうかがわかりません。

世の中にはアルギニンの点滴なるものが存在してはいるそうですが、抗原タンパク溶液に入れていいかは調べきれない状態です。

ご回答よろしくお願い申し上げます。
 
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(無題) 削除/引用
No.4698-6 - 2015/12/26 (土) 21:18:33 - あqすぇdrftgyふじこlp;
免疫する時に、SDS-PAGEのゲルからバンド切出してゲル潰して注射する荒っぽいこともするくらいなので、アルギニンくらいいいんじゃないかな。

(無題) 削除/引用
No.4698-5 - 2015/12/26 (土) 03:42:35 - おお
アルギニンなどが蛋白を安定化してアグリにくくするという性質があることは一般的に知られていることだと思います。ただしどんな蛋白でもそうかと言うのはやってみないとわからないので。

抗原タンパク精製にアルギニンは使えるか? 削除/引用
No.4698-4 - 2015/12/25 (金) 15:50:47 - synapton
>sigh さま
>おお さま

素早い回答ありがとうございます。
外注に出す予定なので、どういった性状(可溶化?アグり?)で出すかといったところこは業者との協議になるとおもいます。

>調査とは?
 すみません記述不足でした。
 インターネット上での文献あさりですね。
 引用を忘れていました。↓です。
 http://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9305/9305_tokushu_4.pdf

業者さんがアグっててもいい、尿素はどこまでいい、と言ってくれるかを効くのが先のようですね。
ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.4698-3 - 2015/12/25 (金) 15:44:15 - おお
透析などで沈殿したところでそれを集めて打つっていうのでもいいかもです。尿素が入ったままで打つ人もいるかと思います。濃度どれくらいまでがいいかはわかりません。

https://www.pacificimmunology.com/resources/antigens/how-to-prepare-your-protein/
こちらでは
Antigens provided in most biological buffers in the range of pH 6-8 are acceptable. Antigens in protein solubilization reagents such as 4-8 M urea can be used, but

とかいてますね。カラムから溶出してそのまま打ってもいいんじゃないでしょうか。まあアルギニン入ってても問題ないでしょうけど、きっと100ー200mMぐらいでしょうしウレアから比べても相当低い濃度ですし。で調査ってあなたの実験でアルギニンを加えて可溶化した状態を保つことができたってことですか。そうじゃなければそこで条件を検討して、、、でだめだったら、、、とか結構な道のりになるかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.4698-2 - 2015/12/25 (金) 15:23:18 - Sigh
別に問題無いと思う。
というか、可溶化させて免疫する必要もないと思う。

抗原タンパク精製にアルギニンは使えるか? 削除/引用
No.4698-1 - 2015/12/25 (金) 15:09:38 - synapton
いつも参考にさせていただいております。

表題の通り、抗原タンパクの精製にアルギニンを含むバッファを使って大丈夫か、事情を踏まえてお聞きしたいです。

現在私は、あるタンパクのポリクロ抗体を作成すべく、抗原として6xHisタグのC末融合タンパクの精製を行っています。
大腸菌発現系で、8M尿素を含むバッファで変性、Ni-NTAアガロースで溶出しています。
Ni-NTAアガロース(QIAGEN社)での精製自体は上手く行き、SDS-PAGEで目的サイズのシングルバンドが得られています。

しかし、透析→限外濾過と精製濃縮をしてみるとタンパクが消えてしまいました(SDS-PAGEで確認)

「じゃあ透析膜が破けたか?失敗したか?」と思って、限外濾過のみでやってみると、どうやらアグっているようです。

具体的には、アミコンウルトラを用い、ウレアから段階的にPBSに置換していきました。そして、PBSにかなり近づいたときの濃縮後に、半透明の白っぽい析出が現れました。

この解決にはアルギニンなどの添加が有効と調査の結果わかりました。
しかし、私が精製しているのはポリクロ用の抗原タンパクで、アルギニンを添加したバッファでイムナイズしていいのかどうかがわかりません。

世の中にはアルギニンの点滴なるものが存在してはいるそうですが、抗原タンパク溶液に入れていいかは調べきれない状態です。

ご回答よろしくお願い申し上げます。

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