RhoAの染色にTCAがよいということですが、抗体によっては4%FAでも染まるようです。
doi:10.1016/j.yexcr.2004.01.005
TCAを使う場合は、tubulinがTCA固定で染色できるかを確認する必要はあるでしょう。
ひとまず、手持ちの抗体に適した固定法を探すべきです。
一般的なのは、FA, PFA, or GA + permeabilization (0.1-0.2% Triton X100)もしくはcold methanolなどがあります。
単染色でそれぞれの条件で染色が可能かを確認してみたほうがよいと思います。
ブロッキングは細胞だけではなく、培養しているプレートへの抗体の吸着も抑制する意図があります。BSAでも血清でも構いません。抗体希釈液へは一応添加していますが、私自身でブロッキング剤の有無で比較したことはないです。TOYOBOから抗体希釈用の溶液があるので、感度が低ければ使ってみるとよいかもしれません。BSAはいろいろ種類がありますが、一般的にはCohn Fraction V (pH7)をブロッキングに使用すると理解しています(違っていたらすみません)。
国内であれば、和光純薬やナカライテスクの方がシグマより安価なことが多いです。出入り業者によっても値引率が違うので、一度見積もりを依頼してみたほうがよいでしょう。
ラボの方針によると思いますが、どこのメーカーでも品質は問題ありません。 |
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