こんにちは。
いつもお世話になりありがとうございます。楽しく拝読させて頂いております。さて、一人でクローニングで煮詰まっており、お知恵を拝借したく思います。
発現ベクターを作成中で、具体的には、4遺伝子を同時発現させたくかつ、GFPでtransfectionされた細胞を見たいと言うことで、CAG(promoter)-(KOZAK)-A-P2A-B-T2A-C-E2A-D(終止コドンーIRES-GFPというコンストラクトを作成中です。MCSがIRESの前にあり、X-P2A- ,Y-T2Aと1遺伝子ずつクローニングしております。
当然、P2A配列で接続している都合上、ストップコドンを削ったcDNAを組み込んでいます。念のため、P2Aを利用した2遺伝子での発現がうまく行くかどうか確認するために、CAG(promoter)-A-P2A-B-T2A-IRES GFPとCAG-A(終止コドン無し)IRES-GFP CAG-B(終止コドン無し)-IRES-GFPの3ベクターを293T細胞にtransfectionしたところ、AもBもどのベクターからも蛋白が発現しません。(シークエンスもズレはないです)GFPを発現していることは蛍光顕微鏡で確認していますので、transfection効率もさほど悪くありません。
この場合考えられるのは、endogenousなA,B蛋白を認識する当てた抗体が両方悪い可能性(positive controlの欠如)と、終止コドンがないと蛋白は当然きれいに発現しないため、P2A接続の場合は、ベクターを最後までつくるべきとも考えています。ただ、そうすると、2遺伝子発現ベクターを途中のクローニング中ベクターでは作れないということにもなりますので別で作る必要があります。
このあたり、一人で煮詰まっているため、誠に申し訳ありませんが、ご助言頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。 |
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