マウスES細胞がコンタミしました。
コンタミチェックと試薬の破棄・培養に関するものの掃除を現在行っています。
今回、自分自身、初めて見たケースでしたので、正体が分からないにしても、同じような経験がある方がいればご返事いただければ幸いです。
また、そのときどのようにそいつらを対処したのかもできたら教えていただければと思います。
(破棄、掃除、、汚染チェック、他人の細胞への影響のチェック、今後の予防が一番の対処法だとは思うのですが、、、)
もしくは、「こいつの正体はたぶん◯◯だよ。」という方もご返事いただければ幸いです。
以下、コンタミしたときの様子です。(言葉だけでは表現に限界があるのですが、、、)
・位相差(10倍〜20倍)顕微鏡で観察できる
・細長くてウニョウニョ動いている、否、もはや楽しそうに泳ぎ回っている(以下、こいつらをウニョウニョと呼ぶ)
・フィーダー細胞上でマウスES細胞を培養しているのだが、そのフィーダー細胞にウニョウニョが潜り込もうとしているように見える
・細胞の中にいるウニョウニョもいる
・増殖速度はめちゃくちゃ早い(10時間未満で2倍以上は増える)
・短いウニョウニョ、長いウニョウニョとサイズは様々ある
・ウニョウニョ同士で集まる傾向にある
・ペニシリンに恐らく耐性である(培地に入れてあるので)
・トリプシンを用いて継代しても増えたので、トリプシンも効かないと思われる。というよりトリプシンを用いて継代した後の方がよく増殖する(ちなみにトリプシンはコンタミしていませんでした)
・ちなみに、ピューロマイシンにも耐性である
・このウニョウニョで論文を書く気はない
こいつの正体はスピロヘータなのかなと思ったりしていますが、なんとも、、、
一応、培地の組成を書きます。
DMEM
15% fetal bovine serum
1% penicillin/streptomycin
0.1 mM 2-mercaptoethanol
0.1 mM nonessential amino acids
1,000 U/ml LIF |
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