ガラクトース代謝酵素の発現は僅かな量のグルコースでも無視できないレベルで抑制されるので、培地を交換する際には遠心でグルコース培地を除いた後に、一度ガラクトース培地で菌体を洗浄し、再び上清を除くくらいの用心をした方が良いと思います。
しかし、追加情報で濁度を測っていないと知って、ちょっと脱力しています。それじゃあ倍くらいの菌数の差は仕方がないのではないでしょうか。
また、ガラクトース培地で前培養を行えないというのは、コントロールの非誘導条件との比較をしたいということが理由でしょうか。その手の実験の場合には、前培養にラフィノース培地(GALプロモーターを活性化も抑制もしない)を用い、ヨーイドンでガラクトース培地とグルコース培地に植えるとバラつきが抑えられると思います。 |
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