マウス肺腫瘍モデルでregulatory T細胞の解析(FACS)を始めたのですが、我々の研究室で通常用いている細胞内染色用の固定透過プロトコール(1.5%PFA固定、室温15分、0.1%Triton-X、室温15分)ではFoxp3が全く検出できませんでした。慌てて調べてみたら、核内転写因子のFACS検出に特化した固定・透過用キットが各社から出ている事がわかり、いい加減に始めてしまったのが問題だった事がわかりました(当方、免疫系の解析は初めてで、周囲に免疫の研究室がない、という環境下で仕事しております)。
これらのキットから一つ選んで買えば良いとも思うのですが、固定・透過目的だけのためにのキットを買うのにかなり抵抗感があり、なんとか自作したいと思っています。PFA濃度とdetergentの選択(あるいはメタノール固定の併用)あたりがポイントのような気がするのですが、もしFoxp3のFACSを自作の固定・透過バッファーでやってらっしゃる方がいらしたら、経験を共有させて頂きけませんでしょうか?
なお、ポジコンの準備、抗体の選択(ポリクロモノクロ、標識一次抗体か二次抗体か、蛍光標識の種類、など)、この肺組織にregulatory T細胞が実際にいるのか、など色々問題があるのは承知しておりますが、今回はFoxp3 FACS用の固定・透過に絞ってご意見伺えると助かります。よろしくお願いします。 |
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