宜しくお願いします。
Mycタグの付いたリコンビナントタンパク質を一次抗体代わりに用い、二次抗体としてHRP-anti-myc (9E10, サンタクルズ社, 1000倍希釈) でwestern blottingを行っています。
リコンビナントは共同研究者から貰ったもので、彼らも9E10での検出を勧めています。ただ彼らはリコンビナントでニトロセルロース膜と反応後、anti-myc (9E10)を二次抗体に、さらに三次抗体としてHRP-anti-mouse IgGで行っているようです。
私はボスの意向からHRP-anti-myc(9E10)を購入して、それで westernを行っています。
共同研究者らはHRP付きの抗体をTBS-Tで希釈するようにと指示がありました。
しかしHRP-anti-myc (9E10)でブロットするとバックが大変高くなり、また、非特異的なバンドも多く見られました。いつも行っているactinやERK, paxillinなどのwesternで用いるskim milkでHRP-anti-mycを希釈すると綺麗にバックや非特異的なバンドが無くなり、endogenous mycが出てくれます。が、肝心のリコンビナントが結合したというデータが得られていません。
サンプルはリコンビナントがたくさん結合するはずのものと、全く結合しないはずのものをコントロールに用いていますが、今の所両者に差はなしです。TBS-Tでの希釈でなぜこれほどbackが高く、非特異bandsも出てしまうのか困っています。解決策はありませんでしょうか?
ちなみに、リコンビナントはある糖鎖を認識する受容体です。サンプルはWTと糖鎖を完全に欠く細胞から抽出したtotal cell lysateで、自分の他の実験からも糖鎖を完全に欠く細胞とWTの細胞間で明瞭に糖鎖の有無が分かれています。これをどうにか組換え受容体を用いたwesternでも示したいです。この組換え受容体はwesternに最適だと多くの論文があります。共同研究者(ドイツ)に聞けばいいのですが、その前にできることはないかと考えている所です。
もし気になる点やsuggestions等ありましたら、どうか宜しくお願い致します。 |
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