どのようなポアサイズの透析膜をつかうかにもよりますが、血清中には透析で抜けるような低分子物質はたくさんあります。アミノ酸とか、ホルモンのうち蛋白質に結合していないfreeの型のものとか、ビタミンとかいろいろ。ただこれらのうちの多くは(全部じゃないけど)培地成分にも含まれているので、たとえ透析で血清から抜けても、通常の細胞の生存や増殖自体にはあまり影響ないような気もしますが、実験の目的によっては注意が必要とおもいます。
なんでもそうですがbestの条件はだれにも分からないし、そういう条件のもとで行った結果ということで考えればよいのではないでしょうか。
proteomicsで汎用されるSILAC法では血清中のアミノ酸の混入を避けるため市販の透析血清を使用して培養しますが、それで細胞の培養自体に変なことが起きたことはないです。 |
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