In situ hybridization に用いるDIGラベルRNAプローブを作成していますが、転写後のRNAを電気電気泳動すると低分子側にスメアを引いており、分解が疑われております。
流れは以下の通りです。
・マウス尻尾からのフェノクロ・エタ沈によるDNA精製
・QIAquick Gel Extraction KitとZymo社Zyppyカラムによるゲル精製(泳動バッファーは新しいものに入れ替えている)
・T7プロモーター付のプライマーによるPCR
・PCR産物をテンプレートにしてロシュのT7ポリメラーゼによるIn vitro transcription
・変性ゲル、熱変性させたサンプルを用いて電気泳動
以前にこの手順で同じ同プライマーによるISHまで成功しております。
問題点はロシュから提供されるコントロールDNAを転写するとシングルバンドでRNAを確認できますが、PCR産物はスメアを引いていることです。(CTRLはうまくいっているので転写、RNA電気泳動は問題なさそう)
転写以前のRNAaseコンタミを疑っており、テンプレートDNAを別の動物にしたり、DNA泳動バッファーを新しくしたりゲル精製をZymoのキットを使うなどしましたが、依然としてRNAはスメアを引いています。
PCR試薬はジェノタイピングに用いるものと共有しておりますので、まずはそれらを一新して再度PCRからやり直そうと考えております。
同様の経験をお持ちの方や、何かお気づきの方はアドバイスよろしくお願い致します。 |
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