皆様も指摘していますが、質問する場合は問題点をハッキリさせましょう。
問題点が判らない場合は、その旨を記載してください。科学的思考法の基本です。
さて、
(1)PCRそのものに問題が無いか?plasmid(miniprepでもよい)やすでにあるPCR産物を鋳型にしたポジコンのPCRは問題なく成功するのでしょうか?
これが問題ないとすると
(2)コロニーの中のPCR鋳型(plasmid)に問題がある(インサートがない、primerがアニールする領域が欠失している、primerを間違えている)
(3)PCR反応液中の大腸菌量が多すぎる:コロニーを爪楊枝でピックしてPCR反応液に直接いれると、大過剰でPCRは成功しません。コロニーをピックして、一旦別の寒天培地になでて(植え継いで)そのまま爪楊枝をPCR反応液にいれるくらいでOKです。これは乾燥した爪楊枝がPCR反応液を吸い上げることをある程度防いでくれます。
なお、BSA、ThrombinやBetaineを添加すると菌体由来のPCR阻害物質の影響をある程度軽減してくれます。例えば
ttp://www.biotechniques.com/BiotechniquesJournal/2014/December/Bovine-thrombin-enhances-the-efficiency-and-specificity-of-polymerase-chain-reaction/biotechniques-355584.html |
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