皆様
色々なコメントをお寄せいただき誠にありがとうございました。
今回なぜHisタグ周辺領域ばかりに対するモノクロができてしまったのかということですが、大腸菌の破砕からリフォールディングで回収するまでの間に、プロテアーゼインヒビターを添加しているとは言え、かなり分解を受けていて、最終的にNiレジンで精製する段階では、目的タンパクよりもはるかに多いHisタグを含む断片を回収してしまったのではないか、ということが大きな原因と考えました。限外濾過で断片を除くことも試してみましたが、膜凝集でほとんど回収できませんでした。これ以上ここを詰めても仕方がないので、今回はここまでとしました。
やはり、変性条件下で精製したものをそのまま免疫して、目的にあった検出系に使える抗体をスクリーニングで取っていくという手法の方が、近道だなと感じた次第です。 |
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