Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

細胞増殖率曲線の作製 トピック削除
No.4510-TOPIC - 2015/10/20 (火) 17:14:48 - ああああ
いつもお世話になっております。

私の研究室では、複合材料を用いた細胞用足場材料について研究しています。
足場材の評価方法の一つとして、MTS 試験を行っています。

今までは吸光度を絶対値として 1〜7 日間それぞれ培養して経時的な増殖曲線を作製していました。

しかし、ふと思ったのですが、各足場材 (異なる材料) の初期細胞接着は異なるので、単純に絶対値から細胞増殖曲線を作製すると初期の接着した細胞のみに依存するのではないかと思いました。

そこで、1 日目の吸光度を基準として、増殖率の曲線を作製したら全く異なる、というかほぼ逆転した結果になりました。


実際のところ、増殖曲線を作製するには絶対値、増加率どちらで行ったほうが良いのでしょうか?

ご教授頂けないでしょうか?
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



4件 ( 1 〜 4 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.4510-4 - 2015/10/21 (水) 00:19:45 - おお
生物学的には細胞の接着率と増殖速度両方を評価した方がいいと思います。

前者は正確にはcolony formationの数を数えればいいかと思いますが、ラフにはday1の細胞数で代用できるかもしれません。

後者はdoubling timeを求めるという方法があります。

逆転したというのはきっと接着率が少ない方が増殖が早かったということですよねきっと。増殖率、接着率両方とも出すといいかと思います。

(無題) 削除/引用
No.4510-3 - 2015/10/20 (火) 20:57:27 - mon
血清の性能試験ではcolony efficiency(コロニー数=接着頻度)と増殖速度(コロニーの大きさや、細胞倍加時間を比較)を調べ、別個の細胞レスポンスとして評価します(細胞内シグナルとしては共通なものもある)。
ですので、どちらか一方ではなく、
(1)播種後24時間の絶対値(接着頻度)と、(2)播種後24時間の絶対値(初期条件)をある程度揃えて、それ以降の細胞数の変化(増殖速度)の両者を比較・評価してはいかがでしょうか。
現象を分けて捉えれば、それぞれ細胞内シグナルの相違点を効果的に調べることも可能です。

(無題) 削除/引用
No.4510-2 - 2015/10/20 (火) 17:49:28 - ppp
結果が逆転するとはどういうことでしょう?
1日目を基準にしても曲線自体が変わることはありませんので、どちらでもよいと思います。
個人的には、1日目を基準にしてデータをとります。

AとBの材料があって、絶対値では7日目にAの方が値が大きかったけど、1日目と比較するとBの方が7日目で多くなったということでしょうか。
Aは初期接着率が高くても増殖が抑制されるか、もしくは密度が高くなりすぎている(曲線が頭打ちになる)ということはありませんか。
細胞は指数関数的に増えていくので、細胞数(吸光度)をlogでプロットするとほぼ直線になります。
吸光度が頭打ちになると、培養後半では直線から外れてしまいます。
また、試薬の検出限界もあるので、1日目と同じ反応時間だと細胞数が多い場合は長過ぎる可能性もあり、検出限界を超えているかもしれません。
直線性が確保されている箇所で倍加時間をもとめると、実際の増殖性がわかります。

細胞増殖率曲線の作製 削除/引用
No.4510-1 - 2015/10/20 (火) 17:14:48 - ああああ
いつもお世話になっております。

私の研究室では、複合材料を用いた細胞用足場材料について研究しています。
足場材の評価方法の一つとして、MTS 試験を行っています。

今までは吸光度を絶対値として 1〜7 日間それぞれ培養して経時的な増殖曲線を作製していました。

しかし、ふと思ったのですが、各足場材 (異なる材料) の初期細胞接着は異なるので、単純に絶対値から細胞増殖曲線を作製すると初期の接着した細胞のみに依存するのではないかと思いました。

そこで、1 日目の吸光度を基準として、増殖率の曲線を作製したら全く異なる、というかほぼ逆転した結果になりました。


実際のところ、増殖曲線を作製するには絶対値、増加率どちらで行ったほうが良いのでしょうか?

ご教授頂けないでしょうか?

4件 ( 1 〜 4 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。