>[Re:24] somさんは書きました :
> 「細胞質画分において、界面活性剤なしのIPでは沈降しなかったものが界面活性剤を加えることで沈降した」
> この際に、遠心で水溶性画分を拾ってきているとはいえ、膜画分のコンタミ等が疑われることはないのでしょうか(それぞれの画分に局在するタンパクでWBをして示す、という方法もあるかもしれませんが)。
> コンタミした膜が可溶化して検出された、という以外の理由が思い浮かびませんでした。
> ぜひ、教えていただければと思います。
まず、水溶性の蛋白でもdetergentsの存在かでIPが可能になるということはあり得ると思います。
超遠心後にどの程度膜フラクションが残っているかはよくわかりませんけど、あなたのこれまでの実験結果から考えごく微量なので膜のコンタミを見ている可能性が払拭できないと感じるならば、それは経験ある実験者の感覚なのでそれを否定するつもりはありません。
そういえば、TRITON X-114を使えば膜結合型の蛋白を効率よく除くことができるかもしれません。1-2%ぐらい加えて40度ぐらいにして遠心するとTRITON X-114はそれぐらいの高い温度で不溶性になり、膜蛋白を巻き込んで底にたまります。上層の水層をとれば、膜蛋白が除かれたフラクションを得ることができます。まあ一般論的にはそう言うことですので、いかなる時でも絶対そうだとはいえませんけど。
脂質の修飾は場合によっては電気えいどうで分子量の差で見れたりしますが、対象のものではどうでしょうか? |
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