いつもお世話になっています。
脳の神経回路に関する論文を読む必要があり、
現在、神経活動をパッチクランプ法で観察している論文を読んでいます。
電気生理学に関しては初心者であり、実験をしたことはありません。
神経研究の本や日本語論文で勉強しながら論文を読んでいるのですが、
今読んでいる論文でどうしてもわからないことがあります。
その論文では神経回路に及ぼす受容体の効果について調べています。
最初の方のFigで、電流を固定した際の受容体アゴニスト投与による過分極応答から、最大のアゴニスト効果があるマニュアル電圧クランプ(voltage clamp, VC)を求めています。これに関して、ベースライン条件下、マニュアルVCアプライ時のアゴニスト存在条件下、アゴニスト存在下での最大過分極が生じている条件下から、入力抵抗を求めたとあります。それを定量化した図も載っています。
まず第一に、マニュアル電圧クランプというものが何かわかりません。コンダクタンスの電圧依存的な変化によって算出された抵抗のコンタミを防止するためにマニュアルVCを使用した、とは書いてあります。
また、figでは最大の過分極応答が見られたのは-63mV(マニュアルVC)であった、とあるのですが、その後の実験では-60mVを用いています。
第二に、入力抵抗の意味と、それを求める意味がわかりません。
これらのフィグが載っている意味もわかりません。
長文になり申し訳ありません。よろしくお願いします。 |
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