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MitotrackerRedCMXROSの作用機序 トピック削除
No.4457-TOPIC - 2015/10/02 (金) 14:34:39 - たかだ
お世話になっております
MitotrackerやRhodamine123などのミトコンドリア膜電位依存的蛍光色素について質問があります

なぜミトコンドリア膜電位依存的に染色できるのでしょうか?
メカニズムがわかりませんのでご教示ください
 
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(無題) 解決済み 削除/引用
No.4457-10 - 2015/10/08 (木) 13:20:03 - たかだ
おおさん あまのさん

回答ありがとうございます

正に荷電をもった色素が、負電荷のミトコンドリアに引き寄せられるのですね

ありがとうございます。助かりました。

(無題) 削除/引用
No.4457-9 - 2015/10/06 (火) 15:27:11 - あまの
ミトコンドリアの膜電位は、細胞膜よりも高く内側が負に帯電してます。
mitotrackerは、酸化によって正に帯電されるため、より膜電位が高いミトコンドリアへ特異的に取り込まれるといった原理だったと思います。

取り込まれたのちは、ペプチドと結合するので、ミトコンドリア内にとどまり続けるといった具合ですね。

Rhodamine123は覚えていませんが、JC-1なども含めてほとんどのミトコンドリア膜電位検出試薬は同様の原理であったと思います。

(無題) 削除/引用
No.4457-8 - 2015/10/06 (火) 05:08:37 - おお
>電位差で染色=レドックスによる染色

レドックスというかoxidationかとおもいます。膜電位依存の色素はoxidationは付加的なものでprimaryには膜電位により引き寄せられているのだと思います。電子伝達系をブロックしてROSが発生しそうなじょうきょうでも、膜電位が下がって、染色性がおちるので。引き寄せられた時にcysのSHとの結合がおきるようです。おきなくても染色は可能のようですが、PFAなどの固定後の観察ができません。SHとの結合はROSによるものか、それ以外の酸化還元なのかよくわかりませんが、ROS依存でないかもしれません。

MitoSOXはスーパーオキサイドにより酸化されると明記されていますので、確かにほかで染まらないのはすこし不思議ですが、このもともとのdye自身mitochondria移行性があるようなので(EtBr系)、主にmitochondriaのROSが検出できるのではないかと思います。この色素はROSによる酸化ですが、膜には固定されません。なので染色はPFA固定などの後には見れないことになってます。

(無題) 削除/引用
No.4457-7 - 2015/10/05 (月) 17:45:19 - たかだ
おお さん 、AP さん

回答ありがとうございます


酸化で発光するものと酸化で色素が蓄積するものがあるのは知りませんでした。MitoTrackerとMitoSOXの違いはそこにあるのだと思います。

電位差で染色=レドックスによる染色 ということでよろしいのでしょうか?

たびたび申し訳ありませんが、ミトコンドリアだけが染色される理由が分かりません。
酸化の大きさで言えばペルオキシソームなども染色されてしまう気がします。


理解力が乏しく質問ばかりですみませんが、回答お待ちしております

(無題) 削除/引用
No.4457-6 - 2015/10/05 (月) 02:11:17 - おお
>MitoT のデータシートを見ると確かに oxidationとありました。

>しかし、プローブが酸化されて発光するのであれば、

酸化されて発光するタイプのものと蛍光活性はもともとあって蓄積するタイプのものがあります。

また、ミトコンドリアへの特異性は詳しくはわかりませんが、ミトコンドリアでおこる酸化還元反応の電位差はほかの酸化還元反応よりははるかに大きいと思います。

MitoSOXについては詳しく調べたことがありません。時間があったらしらべてみます。

(無題) 削除/引用
No.4457-5 - 2015/10/04 (日) 17:40:00 - AP
ttps://www.thermofisher.com/order/catalog/product/M7512

マニュアル、ハンドブックなどに記載がありますが、
通常のMitotrackerは酸化型でそれ自体が蛍光性。活性のあるミトコンドリアで酸化されるチオールと結合して不溶化、蓄積するために染まるのであって、酸化によってはじめて蛍光性を得るのではない。

それとは別に還元型のMitotrackerがあって、これは無蛍光。ROSで酸化されて酸化型、すなわち蛍光性になる。あとの反応は酸化型と同じ。還元型から酸化型になるにはより強い酸化剤が必要でROSがあるときだけってことでしょう。

(無題) 削除/引用
No.4457-4 - 2015/10/03 (土) 19:06:47 - たかだ
おお さん

回答ありがとうございます。

MitoT のデータシートを見ると確かに oxidationとありました。

しかし、プローブが酸化されて発光するのであれば、細胞内のレドックスが起きている場所全てで反応してしまうのではないでしょうか?
ミトコンドリアのoxidation特異的な理由が分かりません。特定のオキシダーゼによって酸化された時のみtrap されるのでしょうか?


もう一点疑問があるのですが、
ミトコンドリアROSの測定に用いるMitoSOX はROSによってプローブが酸化されます。
同じ酸化ですが、両者にはどういう違いがあるのでしょうか?


質問ばかりで恐縮ですが、ご存知でしたらご教示お願いします

(無題) 削除/引用
No.4457-2 - 2015/10/02 (金) 23:58:39 - おお
たしか酸化により膜に固定されるのではなかったかと。なのでほかの場所にも拡散していくけど、ミトコンドリアにはtrapされた色素が蓄積していく。

MitotrackerRedCMXROSの作用機序 削除/引用
No.4457-1 - 2015/10/02 (金) 14:34:39 - たかだ
お世話になっております
MitotrackerやRhodamine123などのミトコンドリア膜電位依存的蛍光色素について質問があります

なぜミトコンドリア膜電位依存的に染色できるのでしょうか?
メカニズムがわかりませんのでご教示ください

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