いつも大変勉強させていただいております。
HepG2細胞におけるエリスロポイエチン発現を調べる実験を始めました。HepG2細胞は、低酸素下でエリスロポイエチンを産生することが古くから文献でいわれていますので、これを再現すべく実験をおこないました。過去の報告では、1%O2下、24時間培養しますと、正常酸素下培養時にくらべ、約10〜20倍のmRNA発現上昇がおこるといわれております。
しかし、私が同様の実験をおこなったところ、ごくわずか(約2倍程度)の発現上昇しか認められませんでした。ちなみに、解析はrealtime qPCRでの結果です。
エリスロポイエチンのqPCR primerを変えたり、また別のHepG2細胞を試したりしてみましたが、やはり顕著なエリスロポイエチンmRNA発現上昇は認められませんでした。
原因がわからず、困っております。低酸素用のincubatorが別の建物にあるのを利用しているので、回収の時には、sampleを自分のラボに歩いて持ってきて回収しているのですが、そのような短期間で遺伝子発現がかわってしまうこともないような気がしております。
何かよきアドバイスをいただければと思い投稿させていただきました。なにとぞよろしくお願いいたします。 |
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