最近の次世代シーケンサーの流れでそういう解析から癌ゲノムのエボリューションを扱う論文はありますよ。例えば、
Genetic and Clonal Dissection
of Murine Small Cell Lung Carcinoma Progression by Genome Sequencing
Cell, 156: 1298-1311, 2014.
ただし、自分は基礎系なので詳しく分かりませんけど、普通は腫瘍の組織学的な見た目?から何処由来とかそういうのはザックリ決めたりするみたいですね。一般的な癌組織の病理解析でもそれですね。後は、原発腫瘍は進行が早かったりするので、分かるとか?でしょうか。でも、「原発不明」とかもあるみたいですね。
結局、何処まで厳密に決める必要があって、その結果自体を成果としたいのか、それから何か研究を発展させたいのかとかにもよるんではないかと思います。また、有名なマウス発ガンモデルだと、何時ぐらいにどの組織で癌ができやすいとか既に情報があるので、アンバイアスにやるまでもなくある程度予測できてはしまう気がしますね。
統計的に発現プロファイルとかを大規模にやるにしても結構体力(金)と、情報処理能力が問われるので、この手の研究はチームでやってる論文が多い気がします。 |
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