ご意見聞かせてください。
ある疾患は、ある遺伝子によるhaploinsufficiencyであるとします。
この場合の遺伝子変異は、1塩基挿入によるナンセンス変異が生じてしまうことによるものだとします。
もちろんこのような場合には、read-through化合物(PTC124やゲンタマイシン)は適用にはなりません。なぜならこれらはナンセンス変異をスキップするもので、今回のように1塩基挿入変異によるナンセンス変異は、たとえこれら化合物でナンセンス変異をスキップしたとしても、それ以降はout-of frameになるからです。
もちろん機能的なドメインがそれ以降なければ、frameshiftにより生じるナンセンス変異にでもread-through化合物は有益かもしれません。
みなさまにお聞きしたいのは、ナンセンス変異+1塩基もしくはナンセンス変異+2塩基をスキップする化合物をご存知ないかということです。
アミドグリコシド系化合物をスクリーニングする際に、きっとナンセンス塩基だけではなく(3bp)、ちょっと規格に外れる化合物も見つかってもいいのになと思っています。ただ、対外ルシフェラーゼコンストラクトを使っているので、ナンセンス変異+1塩基もしくはナンセンス変異+2塩基をスキップする化合物は拾われないとは思いますが。。
みなさまそのような化合物に関する情報や論文等をご存知でしたら教えていただけませんでしょうか?
結構ニッチな世界で、意外にドラッグディスカバリーな研究対象にもなり得るんじゃないかとも思っています。
どんなご意見でも構いません。よろしくお願い致します。 |
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