フォーラムの皆様,
いつも参考にさせて頂いております.同一サンプルに対してISH(in situ hybridization)による転写物の検出と免疫蛍光染色(IF)による細胞境界の視覚化を試みています.対象はヒト絨毛癌由来の培養細胞で,用いているのはZO-1,E-Cadherin,Desmoplakinに対する抗体です.以下に処理の流れを表示しましたように,固定の際にTriton X-100による透過処理,ISHの前処理でProKによる抗原の賦活化をおこなっておりますが,観察する視野によりシグナルが不均一で安定したデータを得ることができません.また,3種の抗体のうちZO-1以外では全くシグナルが得られておりません.今回標的としているデスモソームなどの構造蛋白を認識させるには何か別のステップをIFのプロセスに加える必要があるのでしょうか.
皆様のご経験などをご教授頂ければ幸いです.よろしくお願いします.
Fix:PFA > Triton X-100
Pre:HCl > ProK > PFA > triethanolamine > Et-OH series
Hybri:45˚C o/n
Post:high stringency wash > RNasA > blocking > anti-DIG-POD + 上記抗体 4˚C o/n
Detection:TBST wash > anti-mIgG-AlexaFluor488 > TBST wash > TSA-Cy3 > Hoechst33342 > Sealing |
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