>制限酵素のグリセロールによる基質認識の弛みについての情報を見て
グリセロールが制限酵素をおかしくするわけではなくて、crowding effectの一種だとおもいますが。グリセロール濃度が高くなると遊離水がトラップされて、水をうんと減らした状態、つまり酵素や基質が過剰な濃度になった状態に近づいた結果です。グリセロール濃度を低く抑えても酵素が過剰であればスター活性がでるように、crowding effectで本来なら親和性の低い、非正規の配列にも結合して切断してしまうということでしょう。反応阻害ではなく反応促進してるわけです。
ライゲーション反応なんかはcrowding effectで反応を促進するためにPEGを入れたりするくらいで。
果たして、Nucleotidyltransferaseでcrowdingによって反応が「阻害」される要素はあるでしょうか? |
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