いつも貴重なご意見参考にさせていただいております。
現在TGF-βファミリーのBMP4を用いて口腔癌細胞のEMTを誘導する実験を行っています。
今までも癌細胞(口腔含む)を用いた同様の実験は数多くあるようです。
ただどうしても上手くいきませんので、何かアドバイスいただけましたらと投稿させていただいております。プロトコールを下記します。
細胞株としては
HSC-2 HSC-3 SAS その他HACATを使用しています。
recombinant BMP4(R&D)、10μgをsterile waterで、100μlに希釈しています。
それぞれの細胞株をDMEM F-12 に10%FBS 100IU/mLペニシリンストレプトマイシン(PS)を加えた培地で24wellもしくは6welldishで50%コンフルまで培養(約24h)後、FBS(ー)・PS(+)・BMP4(25ng/mL~300ng/mL)の培地に交換。形態変化を観察していました。
明らかな形態変化を認めず、HSC-2に関しては約24/48/72/96h後にRNA抽出、RT-PCRにてEMT関連遺伝子(E-カドヘリン、ビメンチン、N-カドヘリン)の変化も認めない、もしくはE-cadの微量発現上昇の結果がでる状態です。
考えうる可能性として、recombinant BMP4をPBSでなくwaterに溶解したこと、今まで報告のある口腔癌細胞と細胞株が異なることくらいなのですが、この2つでこんなに結果が変わるものなのでしょうか。 使用した細胞株のBMPレセプターの発現は確認しています。
長ったらしい文になり大変申し訳ありません。
どなたかご教授よろしくお願いいたします。 |
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