>希釈した抗生物質は1mlに1μl投与すれば良いと思いますが、希釈体積は大体どの程度にするのがベストでしょうか? 1μしか使わないのに過剰なサンプルを作るのも問題かと思いまして。
希釈列を作る作業は、検量線を引いたり、反応の量依存性を確認したりと、いろいろな場面で出てくる基本手技です。少なくとも正確性が要求される場面、実験データとして使われる実験で、ピペットマンの目盛を動かして量を振ることはしません。合わせた体積ごとにそれぞれ誤差があるし、目盛と実際の体積が完全にリニアかどうかは保証されないですから。ですから、先に書いたような、各希釈がすべて同じピペット操作(ピペットの目盛)でできるような方法を取ります。また、そういう場面では、希釈の正確性が最優先なので、実際に使う体積より大きい希釈液を作って、余りは可能なら次回に取っておきますが、基本的には捨てます。どの程度の体積にしたらいいかは、その時々で考えます。
試薬の節約をどの程度必要か、
正確に量り取れる体積はどれくらいか、
試薬や溶媒の揮発性、吸着性、
etc. |
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