ステップを分解して検討してみればいかがでしょうか。
いくつか懸念点があります。例えば、
(1)細胞溶解法・反応液:PBS+1% TritonX100
>活性保護に還元剤、protease inhibitorは不要か?
PBS(過剰のリン酸)は問題無いか?Tris buffer, HEPES bufferが良い?
脱リン酸化酵素阻害剤は不要か?
TritonX100ではなく凍結融解で抽出してはダメ?
(2)濃縮法:Sep-Pak
>同じ条件で基質は結合する?リン酸化されると疎水性は減少する(親水性が増す)けど結合するか?
反応液にアセトニトリルを添加して(Tritonの吸着を抑制し)目的物を吸着、100%(?)アセトニトリルで溶出とか?
カラムを使わずクロロホルム抽出+乾固ではダメ?
(3)検出系:ドットプロット+リン酸化抗体
>問題無い?、濃縮せず反応液を直接ブロットしたら(高感度試薬を使う)?
あるいは、(反応液に脂質フリーBSAを添加しておき)基質をBSAに吸着させて、とか。
先行論文があるなら、使用したドットプロット膜(薄層?)・検出抗体は同じ物か?
(4)原理を変える>例えば反応液を乾固(あるいはクロロホルム抽出+乾固)してTLCで展開・検出出来ないか? |
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