>[Re:20] 独り言さんは書きました :
> 発現方法の問題というよりも、なぜそんなに細胞内で不安定なのかの方が問題の気がする。それを解決できれば、簡単に全長でも発現できるのではないでしょうか?
たしかに私もそれは一つの解決方法だと思いますね。今の研究と別の方向性ということでもいいから探っていけばいいかと。で結論がはやくでたなら、いまの実験の発現の底上げに使えるわけだし。
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> でもcDNAをテンプレートにしているのに翻訳やmRNAの安定性が影響することってそんなにあるのかな。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC230450/pdf/152219.pdf
The rapid turnover of these mRNAs
may be mediated by elements other than AU-rich sequences,
such as coding-region determinants of mRNA instability (5, 47,
51, 53).
http://mcb.asm.org/content/15/7/3796.full.pdf
Several types of eukaryotic mRNA instability determinants in the coding regions and 3' untranslated regions (UTR) of many transiently expressed mRNAs have been identified (3, 21).
すいません、むきになって探すと出てくるということで、、、まあ頻度はたしかに、、、
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> 別の解決方法は、どの方法をすでに使用しているかわかりませんが、ウエスタンの発色方法をもっと強くなる方法にするとか。
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わたしもこれは賛成です。
RNAの安定性に関しては、モチーフがよくわかっているのはAUUUAとかAUにとんだ配列です。C末に当たる部分にないか見てみるといいかもしれません。
あとこれも可能性としてはそんなにないと思いますが、cDNAの配列が潜在的にスプライシングを受けやすい配列になってしまっているとか、、、従来スプライシングを受けたあとの配列であるにもかかわらず、、、クリプッティクなスプライシングプロダクトはNMDというシステムで壊されるという現象があるので、、、
まあスプライシングに関してはちょっと暴走ぎみです、、、
ただ安定性もスプライシングも両方とも配列さえあればある程度察しがつくことがありますので
レアコドンによる制御とかマンマルではどの程度あるのかわかっているのかも気になりますね。
今思いついたのは、C-末のその領域がmiRNAのターゲットになってないかです。これはDryで調べる方法論もそこそこあるので、チェックぐらいならすぐでしょう。 |
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