自分でも調べたのですがよりよい条件がないか
もっと検討したいので質問させていただきます。
すいません、詳細に記載しようとしたら長くなってしまいました。
現在液体培地(LB培地)で培養した菌体を遠心集菌し緩衝液に再懸濁して
菌培養液から菌体外部のLB培地成分を除く作業をしています。
(このLB培地成分が除かれて緩衝液に菌体が浮遊している状態を
休止菌体と呼ぶことがあります)
再懸濁用緩衝液には今までリン酸緩衝液(pH=7)を用いていましたが、
今後の実験の都合上低pH(4から5)の緩衝液を用いることになりました。
しかし、緩衝液の本を開いても低pHの緩衝液はほとんどが
有機酸を素材にしており、菌体により代謝されてしまいます。
菌体懸濁液を用いて代謝反応を追跡するのが目的なので、
別の反応が生じるのは好ましくありません
(そもそも反応してしまうものを緩衝液と呼べませんし。。。)
無機の酸としては、リン酸のpKa1は低すぎますし、
代謝されないだけで菌体への毒性が高いものも困ります。
Good bufferはせいぜいMESでpH=5.5が限度でした。
菌体に限らず細胞を懸濁する上で低pH条件にする場合
どのような緩衝液を用いていますか?
ぜひ参考にさせていただきたいと思います
条件としては、
1. 細胞に代謝されない、されにくい
2. 細胞に対する毒性が低い
3. 水溶液として用いるので水に0.1M程度まで可溶
今後わからない現象に直面したときに、素性がわからない/あまり
研究が行われていないものを用いているとわけがわからなくなるので、
すでに研究に使われているものが好ましいです。
さらに先の実験も考えると金属イオンとの錯体形成が
生じにくいものの方が良いです。
膜浸透性やイオン強度はこの際気にしません。
目的の反応への影響が一律に評価できるなら無視してよさそうです。 |
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