現在マウス臓器から抽出したサンプルをウェスタンブロッティング(以下WB)で解析しています。β-actinをAnti-β-Actin pAb-HRP-DirecT (MBL)でECLによって検出した後に,ストリッピングバッファー(1M Tris-HCl,10% SDS,2-MeEtoh,Milli-Q )を使用してβアクチンをはがしました(常温,30分)。ストリッピング処理後ECLでメンブレンから抗体がはがれていることを確認した後,1次抗体をオーバーナイトでつけました。その後HRP標識二次抗体(抗rabbit)をつけ,ECLで検出をしたところ,目的のタンパクと同時になぜかactinも発光していました。一次抗体,二次抗体ともに何度か回収し繰り返し使用しています。
どうしてこうなるのか検証してみようとストリッピング直後に二次抗体に浸してECLをかけたところ,β-actinが検出されてしまいました。どうしてこのようなトラブルが起こるのかわかりません。ストリッピング後に希釈した新しい二次抗体を使ったところバンドは検出されなかったので,抗体のの使い回しが原因だと思うのですが,古いのを使った際にどうして?なにがくっついてECLで検出されたのかわかりません。どなたか考えうる原因をご教授ください。 |
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