モノクロのほうがカラーより階調が高くなるというというのは、コントラストが高くなるということとちょっと違います。
一階(真っ黒)から十階(もっとも明るい)まで登るのに、モノクロだと256段の階段だけれど、カラーにすると階調が下がって80段の階段になるということです。一段ごとのピッチが大雑把になるために、微妙な差を表現しにくくなるということです。256段階段のまま最上階を5階にするということではないです(これはコントラストの低下という状態に相当するでしょう)。
コントラストを上げるということは、階段の段数を保ったまま、最上階を二十階にするということに相当するでしょう。段数が一定なら、地階から最上階までを何段階で表現するかという、表現力の細やかさには関係ありません。 |
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