Bio Technical フォーラム

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(無題) 削除/引用
No.3853-8 - 2015/02/13 (金) 01:32:36 - おお
Ligation後HpaIで再度処理してself ligationを消化できるんだったらわたしは脱リン酸か処理はしないですね。そのほうがtransformation活性がたかいligation productがえられます。
またvectorの末端にリン酸がついているのを逆手にとって、PCRプロダクトのリン酸化をスキップというのもできなくはないです。

詳細のデーターをみてないので何ともいえませんが、直感的ですがkinaseがきいてないか(失活とかATPがだめになっているとか、、、)、PCR productが完全じゃないか、、、

PCRってスペシフィックなバンドとして認識できてもなんかノンすぺとか潜んでないかとかいろいろ、微量だけどわるさするようなproductができてないかとかあるんじゃないかって思っちゃうんですよね。それかミスアニーリングでうまく2本鎖になってないようなかんじで末端がうまくそろってないとか、、、いろいろなことがおきてるんじゃないかと妄想してしまいます。本当にそうかはおいておいてうまくいかなかったPCR productsをそう言う懸念でT4 DNA Polymerase しょりしてからligationするとうまくいったことがあります。


おしめしのプロとコールはいろいろ工夫があり、全体的にはいいstrategyだとおもいます。あなたの状況でわたしもおなじようなstrategyでやったかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.3853-7 - 2015/02/12 (木) 20:12:20 - ~
まずは、ベクターコンストラクションについてどの位のご経験をお持ちなのでしょうか?
基礎的なところから話をすべきなのか、このベクターとインサートに特有の話なのかで、
皆さんどこから話を始めるかが変わってくるかと思います。

また、行ったトラブルシューティングはどのような内容でしょうか?
既にやったことを提案され、それはやりましたと答えるやり取りは、
お互いが気まずいことになるでしょう。


>遺伝子Aとの兼ね合いからHpa1サイトの平滑ライゲーションを利用するより他ない
EcoRI、XbaI、XmaIの認識サイトが全部遺伝子A中にあるということでしょうか?
(NotIは確認用に使っていて2cutなので、遺伝子A内にありますね)
制限酵素認識サイトを付加したプライマーでPCRをして、
制限酵素認識サイトを付けると方法をご存じなのかが分かりません。


3週間はまっていて、いろいろと対応を取られているのに解決しないのであれば、
基礎的なところから確認をしてはいかがでしょうか。

・ラボにある適当な(数百bpくらいの)平滑末端で切り出せるDNA断片を用意して、ベクターにライゲーションしてみる
・ラボにある適当なクローニング用プラスミドを平滑末端にし、インサートをライゲーションしてみる
で、片方だけが生えるのであれば、生えないほうに問題があると考えられるでしょう。

うまくいかない時は必ず原因があるものです 削除/引用
No.3853-6 - 2015/02/12 (木) 19:46:58 - 774R
私と流儀が違いすぎるので、なんとも言えませんが、、、


1.ベクターは泳動後切り出し精製を行なうべき。
手順:制限酵素処理 → 脱リン酸化 → 電気泳動 → 回収

2.リン酸化はプライマーの状態で行なったほうが効率がいい。
手順:http://www.toyobo.co.jp/seihin/xr/lifescience/products/product/jisshirei/archives/2008/05/post_28.html

3.ライゲーション後のHpaIは不要
効果がないとは言いませんが、1.2.が上手く出来ていればセルフライゲーションはほとんど起きない。コントロール実験として、ベクターのみ、ベクター+リガーゼの2通りを確認してください。

4.ダメなときはベクターの元になるプラスミドのミニプレップからやり直す。元が悪いと、どうしても切れ残りが出てきます。ゲルで目視できないレベルでも大量のコロニーになって出てきます。

5.できれば平滑末端のサブクローニングなんかデザインしない。
ベクターに適当な制限酵素サイトがない場合は、そこを改変してもいいと思います。後々、便利ですよ。やり方は、改変したい配列のオリゴをセンスとアンチセンスを合成して、ベクターの適当なサイトに入れるだけです。ほぼ100%当たりがとれます。

(無題) 削除/引用
No.3853-5 - 2015/02/12 (木) 19:04:03 - いぬ
ちゃんと読んでないですがプライマーにサイトをくっつけて実績ある制限酵素で切るのはいかがですか?2種類で。

(無題) 削除/引用
No.3853-4 - 2015/02/12 (木) 18:33:53 - p
脱リン酸化に3hは長過ぎると思うけど、問題はそこではないでしょうね。
いろいろとステップを踏んでいるので、問題の箇所をみつけるのは大変かもしれません。

すでに目的の遺伝子が入ったプラスミドがあるわけですが、上手く制限酵素を選んで組換えできないでしょうか?
同じ酵素ではなくても、SalIとXhoIのような組み合わせとか、XbaIとHindIIIの2塩基埋めてつなげるとか、いろいろ手はありますよね。
もし、元のベクターからの切り出しが不可能であれば無理ですけど、平滑末端でつなげるにしても、切り出してから平滑化した方が、PCRをかけるよりリン酸化のステップが必要なく、PCRエラー(最近の酵素はほぼ無視できる程度ですが)の心配もないと思いますが。

(無題) 削除/引用
No.3853-3 - 2015/02/12 (木) 17:50:22 - 774
上手く行かない時はコントロールをしっかりとったほうがいいです。
今回の場合は、insertなしのネガコンのコロニー数がポイントでしょう。

僕が似たようなクローニングをした時は、
インサート・ベクターの精製まではほぼ同じ手順で、
T4 ligase 16℃ 3-4h後、そのままtransformしてました。
多少はBGがあったとは思いますが、コロニー数の差が大きく、
特に問題なかったような気がします。

どうしようもなければ、In-fusion等のシステムに移るかですね。

参考になれば。

(無題) 削除/引用
No.3853-2 - 2015/02/12 (木) 17:39:29 - AP
サンプル数16であたりがゼロ、確かに歩留まりが悪いですが、
全く組換え体が出来ていないからいくらつついてもあたりがひとつもないものなのか、頻度は低いけれど組換え体は出来ていて、非組換え体があまりに多すぎるので当たらないのか、どっちなんでしょうね。

後者であれば、非組換え体のバックグラウンドを下げてやればいいわけです。

>PCR productなしでHpa1処理したベクター単独のligationでコロニーがいくつでるか?はやらなかったのでわかりませんが、Hpa1で形質転換直前に処理しているのでゼロに近いと思ってやりませんでした

との事ですが、Hpa1で処理しても非組換え体は排除できなかったわけですよね。
また、ベクターの制限酵素処理の後、ゲル切り出しで精製もされていないようです。

プラスミド、とくに自前で精製したものは、アルカリ変性過剰でほぼcccだけれど、部分的に水素結合が解離してしまった分子が多かれ少なかれ含まれます。部分的な解離であってもccc分子全体が歪むので、制限酵素で切れなくなります。しかし、形質転換能はあるので、大腸菌にはいれば非組換え体として効率よく形質転換体を生じます。変性cccを除くためにゲル切り出しで精製したほうがいいんじゃないでしょうか。

発現ベクターが作れません 削除/引用
No.3853-1 - 2015/02/12 (木) 16:36:28 - Rob
大変稚拙なトピックで恐縮ですが、どうかお力を御与え下さい。

現在、pHIV ZsGreenという空ベクターのHpa1サイトを用いて、遺伝子Aをサブクローニングしようとしています。

この空ベクター上にはいくつかの制限酵素認識サイトがあるのですが、遺伝子Aとの兼ね合いからHpa1サイトの平滑ライゲーションを利用するより他ないです。

クローニングの手順を説明させてください。

既に構築済みの遺伝子Aが乗った別のプラスミドを鋳型として、Pfu ヘラクレスにてPCRを行います。その後、ゲルから切り出し精製を行った後、T4 kinaseでリン酸化しました。

一方、pHIV ZsGreenの方は、Hpa1で消化後、QIAGENのQIASspin colomnで精製を行い、ロシュのRapid DNA Dephos & Ligation Kit を用いて、3 hrs, 37度で脱リン酸化させました。

その後、QIAGENのQIASspin colomnでphosphataseを除いた後、上記のPCR産物および、空ベクターを電気泳動を行い、bandのintensityから凡そvector:PCR productのモル比=1:3を算出し、T4 DNA ligaseで30 min, R.T. その後4度冷蔵庫でover nightしました。翌日再度30 min, R.T.で放置した後、QIAGENのQIASspin colomnで精製を行い、その後、再度Hpa1処理(1 hr, 37度)しました。

その後、DH5alphaに形質転換し、コロニーをピックアップし、(コロニーPCRは全て陰性でした。)2 mlカルチャー後、Not1 cutで凡そ750 bpの切断産物は16のコロニー全てで確認できませんでした。

PCR productなしでHpa1処理したベクター単独のligationでコロニーがいくつでるか?はやらなかったのでわかりませんが、Hpa1で形質転換直前に処理しているのでゼロに近いと思ってやりませんでした。

このクローニングで約3週間ほど手こずっています。非常に情けない想いですが、自分が考えうるトラブルシュート全て行っても改善しませんでしたので、トピックをたてさせていただきました。 
どうか不適切な箇所がありましたら、ご指摘いただけますと幸甚です。

どうぞよろしくお願い致します。

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