Lipofection過程でミスが発覚したため、一度plasmidを回収する目的で
PCI→イソプロ沈を行ったところ、ペレットが溶解しません。
具体的にはLipofectamine3000のP3000 regent(720 uL)とplasmid DNA(360 ug)を
GlutaMax-DMEM (20 mL)で希釈した状態からplasmidを精製するために
1) 20 mLのPCI (Sigma; p.H 8.0に調整済み)と混合して上清を回収
2) 20 mLのTE bufferを下層に加えて逆抽出し、
フェイズロックゲル(Heavy)を用いて上清を完全に回収
3) 上清を6 mL×6に分割し、それぞれ3 uLのエタチンメイト、
600 uLの3M CH3COONaを加えて混合
4) 7 mLの2-プロパノールを加えて混合し、-20℃でO/N
5) 5,000 gで30 min遠心後にペレットを75% EtOH 7 mLで同様にリンス
6) ペレットがゆるいので、それぞれ約1 mLの残った上清と共に
2 mL tubeに移して15,000 gで20 min遠心。
7) ペレットの周囲が透明になったら100 uLの10 mM Tris-HCl buffer (p.H 8.0)
を加えて4℃ O/N
この手順でペレットが溶解せず、ピペッティングしても懸濁物が残ります。Mg塩の存在を考えて、EDTAをfinal 1 mMで添加しましたが解けません。
O.Dを計測すると、ペレットを遠心で沈殿させると上清にDNAがほとんど無く、
一方 懸濁状態で測定するとDNAが検出されるので、DNAがペレットとして存在していることが示唆されます。TE bufferで希釈しながらO.Dを測定していくと、少しずつ溶けるようですが、最終的なvolumeが許容範囲外になりそうです。
この状態からDNAをrescueする方法に関して、何か方法があれば教えていただけないでしょうか?貴重なサンプルであるため、よろしくお願いいたします。 |
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