S期の細胞が増えた理由が、動的(細胞周期をぐるぐる回っている=DNA合成が盛ん)なのか静的(S期の途中で止まっている)なのか、判断する必要があります。まあ、細胞が増えているから動的だとは思いますが、そうでない場合もあります(一部の細胞がS期で止まりながら、全細胞数は増えるなど)。
また、G1,G2期が短いか否かは、check pointを通り越す細胞の割合=cyclin/cdkのリン酸化・タンパク量である程度は判断出来ます。
ただし、これらの指標は薬剤Aの間接的(波及的)な効果かもしれませんので、やはり直接的な効果(メカニズム)に迫る実験も考えたいところですね。 |
|